山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

葛の花

2014-07-23 09:46:31 | 被子植物離弁花

先日、近畿地方にも梅雨明け宣言が出ました。

今年は本格的な雨も見ないまま 、梅雨の季節は終わってしまったような気がします。

替わってやってきた猛暑の日々、熱帯夜には少しうんざりです。

こんな時、ふと想い出すのが、高校時代の漢文で習ったこんな漢詩・・・

南宋の詩人、楊萬里の「夏夜追涼」です。

夜熱依然午熱同(夜熱依然として午熱に同じ)

開門小立月明中(門を開け月明に小立す)

竹深樹密蟲鳴処(竹深く樹密にして蟲鳴く処)

時有微涼不是風(時に微涼あるも風ならず)

暑くて寝ることもできない夜、今ならエアコンのスイッチをОNするところですが

この時代の人は屋外に出て、蟲の鳴く声に耳を傾けることで涼を感じていたようです。

 

さて、今日の画像は木津川河川敷に生い茂る葉の下で、早くも咲き始めた

秋の七草のひとつ、可愛いクズの花です。

猛烈な暑さの中でも、自然は確実に秋に向かっているようですね。 

 

クズ <マメ科 クズ属> 蔓性多年草 

クズ

コメント
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