日当たりのよい山の麓に生えるマメ科の多年草です。
和名は花が小豆に似ていることから、野原の小豆という意味でノアズキと呼ばれています。
しかしこの植物自体は農作物のアズキ(小豆)とは全くの別属で、アズキの原種はこのノアズキと
花の形がよく似たヤブツルアズキだそうです。
ノアズキとヤブツルアズキは、花の形だけではほとんど見分けが付きませんが、葉が1~3センチ位で
菱形をしていればノアズキ、3~10㎝で長卵形ならヤブツルアズキというのが見分ける上での
重用なポイントです。
別名のヒメクズは、葉がクズ(葛)に似て小さいことに由来します。
ノアズキ <マメ科 ノアズキ属> 別名 ヒメクズ
今日のような日差しの強い日には、葉を立てることで対応します。
花弁の構成は、旗弁と翼弁が左右に1枚づつ、雄蕊や雌蕊を包む竜骨弁が1枚で
他のマメ科植物と大きな違いはありませんが、竜骨弁を中心に全体を右に捻じったような
非対称の面白い形をしています。
左の翼弁は竜骨弁に覆い被さり、右の翼弁は前方へ付き出します。
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偶然ですかね、私も9月初めに、タヌキマメ、ツルマメ、ノアズキを見ました
こちらでは湿地付近の同じ環境に咲いていました。さらにミズトンボ、ハッチョウトンボもね
ナンバンハコベは見たことがありませんが
連日猛暑が続く中でマメ科の植物は高温環境に強いっすね~
タヌキマメ、ツルマメ、ノアズキ何れも他の草の葉が暑さで萎えている中で
こういうマメ科植物は涼しい顔をして咲いている気がします。
マメ科と言えば、クズが花のいい時期を迎えていますね。
綺麗な花なんですけど、どんな構図で撮るか毎年悩んでしまいます。
ハッチョウトンボは昔、京都北山の廃村八丁という所で見たことがありますが
それ以後はお目にかかっていません。
かなり希少なトンボのようですね。
ナンバンハコベは2年ぶり、しかしチト遅かったようです。
しかし花後の姿が見られたのは成果です。