メハジキは河川敷のやや肥沃な場所に生えるシソ科の2年草です。
3年程前までは城陽市域の木津川河川敷でも、そこそこの群落が見られましたが、度重なる
増水や河川改修、護岸工事の影響なのか、最近はこの花の姿を見かけることさえ稀です。
メハジキの名は、茎を短く切ったものを上下の瞼で挟み、目を勢いよく閉じることによって
弾き飛ばすという子供達の遊びが由来となっているそうですが、実際にどのような遊びなのか
今ひとつイメージがつかめません。
しかしながら、子供達の遊びが常に自然と向き合ったものであり、そこから独自の遊びの文化が
造られていた古き良き時代がこの国に存在したのは確かなようです。
メハジキ <シソ科 メハジキ属> 2年草
別名はヤクモソウ(益母草)で、花期を迎えた全草を乾燥したものは産後の止血などに効果のある
漢方薬として用いられる。