四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

白露にも

2020年09月20日 18時27分55秒 | 日々の歩み
波乱続きだった「Go Toトラベルキャンペーン」も、東京都を対象に入れ、新たな段階に
入りそうですが…、シルバーウイークも始まり、感染拡大が心配になります。



また、キャンペーンの制度設計上、この恩恵を受けられる施設は「高級ホテル」等の、
大手の業者優遇になっているようです。すでに始まったキャンペーンでは、利用客が
高級志向の宿泊施設ばかりに集中し、リーズナブルな宿泊施設が恩恵を受けられていない
という現象が起きているとのこと。

「経済を拡大しつつ、感染を抑える」政策の政権によるかじ取りの技が、今後検証される
ことになると考えます。



私たちの職場でも、コロナ感染対応として出勤日数を減らしつつ、セミナーの実施に当たっては
フェースシールドとマスクの着用をはじめ、それぞれのソーシャルディスタンスの配置、検温、
換気、アルコール消毒等々の対応を図っています。受講者もコロナ禍にめげず熱心に通って来てくれ、
さらに課題にも真摯に取り組んでくれ、私たちもやりがいを感じながらの日々です。



また、公営の温水プールもコロナ感染対策として、人数制限等諸々の規制を導入しつつ、開放され
約二か月がたちますが、細君と共に勤務の合間と週末に、週二日ほど定期的に通い体力の維持と
気分転換を図っています。



さらに炎暑も納まり、散歩にも良い気候となり、しばらく避けていた観音崎公園等への散策にも
出かけるようになりました。散歩の遊歩道でぱ未だせみ時雨がして、路の脇には、依然として
ムクゲ、百日紅等の夏の花も咲いていますが、萩や、ジンジャー、コスモス等初秋の訪れを
感じさせる花々が咲きはじめています。
スイミングや、散歩のおかげで、最近はぐっすり眠れ体調も良く感謝しているところです。



こんな日々を送りながら詠んだ短歌を掲載したいと思います。
 ☆ムクゲ散り夏の終わりのひと日にも 彩どり添えるは花の矜持か 
 ☆長月の荒れ野に燃ゆる曼殊沙華 逝きたる季節弔うがごと
 ☆花と葉の互いを思う曼殊沙華 深き思いを秘めて燃え立つ
 ☆谷戸埋めてほむら立たすや曼殊沙華兜太は逝くも火を受け継ぐと
 ☆倒木が観音崎の森を埋め去年(こぞ)の台風 爪あと露わ
 ☆長月の森に響ける蝉時雨 炎暑の夏を凌ぐ強さも
 ☆長月の森にコラボの虫と蝉 互いの声に応うるがごと

 ☆空蝉も木々に残しせみ時雨 短き命の絶唱を聴く
 ☆セミナーにマスクシールドで武装せる 我らに無縁テレワークなど
 ☆箱舟が出航すると聞こえくる ヒトには開かぬ その重き戸は
 ☆我らなお人生という長旅に不急はあれど不要は無しに
 ☆長月の炎天背負い歩み行くコロナ禍のもと今日の仕事に
 ☆白露にも妻と見つめる雲の峰 炎暑コロナも踏み越えて
コメント
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