政府は昨日7日夕、新型コロナウイルス対策本部を首相官邸で開き、東京、大阪、京都、
兵庫の4都府県に発令している緊急事態宣言を5月31日まで延長すると決定し、
感染が拡大している愛知、福岡両県も12日から31日まで新たに対象に追加しました。
変異株による感染増加が続く中、対策の継続や対象地域の拡大が必要と判断したようです。
政府はこれまで緊急事態宣言を発令するたびに、新型コロナウイルス対策の見直しを
重ねてきましたが、「医療崩壊」に直面する自治体も出現し、対策に一貫性が欠ける
結果となり「場当たり的」という批判も上がっています。
そんな中、政府は3回目となる今回の宣言で、幅広い業種への休業要請を復活させ、
大型連休中の人の流れを抑えるためには、外出先となりうる商業施設やイベント会場にも
網をかけ、人流を減らせば、新規感染者数が大きく減るというシナリオを描きました。
しかし、これらの場所が感染を引き起こすという根拠はなく、業界の反発を受け、
12日から2回目の宣言の水準に戻すことになり、対策の検証が必要だと認めざるを
得なくなりました。また、発令期限の月末までに変異ウイルスを封じ込められる
保証も現在のところ不明と言わざるを得ない状況と考えます。
私たちも、政府や県の呼びかけに従い、「こどもの日」を含む連休は寂しいながら
子供たち家族にも帰省を避ける等の協力を要請し、生活必需品の買い物と、
体力維持の散歩等を除き外出自粛をし、巣ごもり生活を続けて参りました。
ゴールデンウイーク明けの晴れの日に、散歩の延長として「五月の薔薇」を求めて
横須賀にありますヴェルニー公園に行って参りました。
前のブログでも書いた記憶がありますが・・・、「五月の薔薇」と言えば、
ウイリアム・シェークスピアの戯曲「ハムレット」のあの有名なせりふが浮かびます。
「ああ五月の薔薇よ! かわいい乙女、やさしい妹、うるわしいオフィーリア!
神様、うら若い乙女の心が・・・、こうもはかなくても良いのだろうか」
これは妹オフィーリアの自死を悼む、兄レイアティーズの言葉ですが、ここでの薔薇は、
はかない命の象徴として登場しています。
さて、皆さんもご存知のように、ヴェルニー公園は幕末において幕府勘定奉行の
小栗上野介忠順と共に、近代日本の工業発展に貢献したヴェルニーを偲んで命名
されたと伺っています。
この公園は、広場を囲みフランス式花壇や噴水、洋風あずまやなどが設けられ、
プリンセスミチコ、ゴールドバニー、シャルルドゥゴール、ピース(平和)と
言ったメジャーな薔薇と共に、日本の伝統的な色調と趣を持つ「禅」という名の
希少品種もあります。さらに「ローズ横浜」と言った神奈川県にちなんだローカル品種もあり、
フランス品種を中心とした130種類、約2,000株のバラが艶やかに咲き誇っています。
これらの薔薇は例年より開花は早いようでしたが、大半は満開前の見ごろと感じました。
なお、この公園には1936年、旧日本海軍の戦艦「陸奥」に搭載された全長約19メートル、
重さ約100トンの主砲が移され設置されています。
花の命の儚さを秘めながらも、雨上がりの五月の陽を受けて輝き艶やかに咲く薔薇と、
米軍横須賀基地等の軍艦がコラボする不思議な景観にあふれた横須賀ヴェルニー公園は、
訪れるたびに新たな発見がありワクワクします。
こんな日々の徒然に即興で詠んだ短歌を推敲無しで掲載したいと思います。
☆新緑に緋鯉も泳ぐ五月晴れ コロナ忘るる空の蒼さよ
☆人影も 淋しきバラの園に吹く 風にも乗るや甘き薔薇の香
☆入場も制限されし薔薇園に 花の矜持や香り漂う
☆はかなげな花の命の象徴と されたる薔薇は たくましく咲く
☆葉桜のかなたを覆い黄砂舞いコロナも荒ぶ横浜の空
☆徒歩圏の海と花とを愛でたるも 今年コロナの鬱々の日々
☆満天星(どうだん)の揺れて咲きいる花あまた濁世に染まらぬ 白さまばゆく
☆体温を測りて入るプールには マスクマスクの監視員立つ
☆約束の期日はとうに過ぎたるも 届かぬワクチン システムもまた
☆七十年越えて戦を拒みたる 憲法今も凛として立つ
☆ミャンマーのデモの若きら薔薇に似て 皐月の空に赤々と燃え
☆命をも盾に守りし真実を 一度たりとも我は持ちしか
兵庫の4都府県に発令している緊急事態宣言を5月31日まで延長すると決定し、
感染が拡大している愛知、福岡両県も12日から31日まで新たに対象に追加しました。
変異株による感染増加が続く中、対策の継続や対象地域の拡大が必要と判断したようです。
政府はこれまで緊急事態宣言を発令するたびに、新型コロナウイルス対策の見直しを
重ねてきましたが、「医療崩壊」に直面する自治体も出現し、対策に一貫性が欠ける
結果となり「場当たり的」という批判も上がっています。
そんな中、政府は3回目となる今回の宣言で、幅広い業種への休業要請を復活させ、
大型連休中の人の流れを抑えるためには、外出先となりうる商業施設やイベント会場にも
網をかけ、人流を減らせば、新規感染者数が大きく減るというシナリオを描きました。
しかし、これらの場所が感染を引き起こすという根拠はなく、業界の反発を受け、
12日から2回目の宣言の水準に戻すことになり、対策の検証が必要だと認めざるを
得なくなりました。また、発令期限の月末までに変異ウイルスを封じ込められる
保証も現在のところ不明と言わざるを得ない状況と考えます。
私たちも、政府や県の呼びかけに従い、「こどもの日」を含む連休は寂しいながら
子供たち家族にも帰省を避ける等の協力を要請し、生活必需品の買い物と、
体力維持の散歩等を除き外出自粛をし、巣ごもり生活を続けて参りました。
ゴールデンウイーク明けの晴れの日に、散歩の延長として「五月の薔薇」を求めて
横須賀にありますヴェルニー公園に行って参りました。
前のブログでも書いた記憶がありますが・・・、「五月の薔薇」と言えば、
ウイリアム・シェークスピアの戯曲「ハムレット」のあの有名なせりふが浮かびます。
「ああ五月の薔薇よ! かわいい乙女、やさしい妹、うるわしいオフィーリア!
神様、うら若い乙女の心が・・・、こうもはかなくても良いのだろうか」
これは妹オフィーリアの自死を悼む、兄レイアティーズの言葉ですが、ここでの薔薇は、
はかない命の象徴として登場しています。
さて、皆さんもご存知のように、ヴェルニー公園は幕末において幕府勘定奉行の
小栗上野介忠順と共に、近代日本の工業発展に貢献したヴェルニーを偲んで命名
されたと伺っています。
この公園は、広場を囲みフランス式花壇や噴水、洋風あずまやなどが設けられ、
プリンセスミチコ、ゴールドバニー、シャルルドゥゴール、ピース(平和)と
言ったメジャーな薔薇と共に、日本の伝統的な色調と趣を持つ「禅」という名の
希少品種もあります。さらに「ローズ横浜」と言った神奈川県にちなんだローカル品種もあり、
フランス品種を中心とした130種類、約2,000株のバラが艶やかに咲き誇っています。
これらの薔薇は例年より開花は早いようでしたが、大半は満開前の見ごろと感じました。
なお、この公園には1936年、旧日本海軍の戦艦「陸奥」に搭載された全長約19メートル、
重さ約100トンの主砲が移され設置されています。
花の命の儚さを秘めながらも、雨上がりの五月の陽を受けて輝き艶やかに咲く薔薇と、
米軍横須賀基地等の軍艦がコラボする不思議な景観にあふれた横須賀ヴェルニー公園は、
訪れるたびに新たな発見がありワクワクします。
こんな日々の徒然に即興で詠んだ短歌を推敲無しで掲載したいと思います。
☆新緑に緋鯉も泳ぐ五月晴れ コロナ忘るる空の蒼さよ
☆人影も 淋しきバラの園に吹く 風にも乗るや甘き薔薇の香
☆入場も制限されし薔薇園に 花の矜持や香り漂う
☆はかなげな花の命の象徴と されたる薔薇は たくましく咲く
☆葉桜のかなたを覆い黄砂舞いコロナも荒ぶ横浜の空
☆徒歩圏の海と花とを愛でたるも 今年コロナの鬱々の日々
☆満天星(どうだん)の揺れて咲きいる花あまた濁世に染まらぬ 白さまばゆく
☆体温を測りて入るプールには マスクマスクの監視員立つ
☆約束の期日はとうに過ぎたるも 届かぬワクチン システムもまた
☆七十年越えて戦を拒みたる 憲法今も凛として立つ
☆ミャンマーのデモの若きら薔薇に似て 皐月の空に赤々と燃え
☆命をも盾に守りし真実を 一度たりとも我は持ちしか