第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その158 ネット歌会)
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「ネット歌会」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
「咲き初める 皇帝ダリア」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆秋の空澄んだ星の瞬きに 亡き親からの囁きを聞く
西BOOさん
★頬に手を当てて教えを説き給う 弥勒菩薩に亡母(はは)を重ねて
夕庵さん
☆壁際の指のキツネがコンと鳴く 午前3時の眠れぬ夜に
夕庵さん
★真夜中にトイレで目が覚め日の出まで 羊を数えて頭ボーッ
西BOOさん
★モフモフの羊の人形抱きしめば ほんのり温く眠りは来たる
夕庵さん
☆寒暖の差の激しさや秋の夜 君寒かろと布団を掛ける
西BOOさん
★何気ない優しい君のその仕草 横向きつつも身に滲む秋は
夕庵さん
☆亡き母の待針使ふ冬日和 彩りの玉ほのと光りて
みっちっちさん
★久しぶりのミシン掛けは楽しくも 肩こりという置き土産あり
夕庵さん
★いかなるや右の肩こり 長風呂に卓球の疲れ揉みほぐさむと
みっちっちさん
「未だ咲く コスモス」
☆須磨浦にきらら波寄せ 冬うらら 妣(はは)と貝殻拾ひしことを
みっちっちさん
★千里浜の渚のつづく海岸にさりさり足を踏み入れる夢
夕庵さん
★打ち寄せる小波に足をさらされて ふはり浮き立つやうな小春日
みっちっちさん
★小春日の海にまむかい友忍ぶ 波の和讃も遠く聞こえる
夕庵さん
★小春日のぬれ縁に猫丸まりて 庭の一点じつと見つむる
みっちっちさん
★体勢を整えながら狙う猫 野生にかえる 一瞬を待つ
夕庵さん
★美味なるや ペットフードを貰ふ猫 一瞬にみる狩猟本能
みっちっちさん
★人招く 看板猫は 窓際で 大笑いして人気者なり
夕庵さん
☆木犀の 香り甘いと妻のいう その背に登る十六夜の月
ポエット・M
★十六夜の月に誘われほろ酔いの 二人に降りぬ木犀の花
夕庵さん
★ほろ酔いの身に降る月の影さやか 木犀の香も 甘く漂う
ポエット・M
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「咲き初める 菊の花」
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
☆千年の欅(けやき)にもたれ亡き友と遊びし様を偲ぶ冬晴 みっちっちさん
★晩秋の欅の落ち葉風に舞い 今日の歩数を掻き分けてゆく 夕庵
☆図書館に本のページを繰りながら 窓は落日輝く冬日 みっちっちさん
★図書館に読み聞かせいる親子いて 時々「しーっ」と口に手を当て 夕庵
亡き父は冬空に似てしかり 檄飛ばしつつ包みてくれし みっちっちさん
★亡き父は米寿を迎えし病床に えんじのマフラーに顔を埋めて 夕庵
よろしくお願いいたします
☆冬澄んだ星の光を見上げてる 何万年も昔の光 西BOOさん
★大宇宙不変なれども人間の進化は果たして正解なのか 夕庵
よろしくお願いいたします。
☆樹影なき街にも枯葉舞いゆくや 哀しきまでの夕映えの中 ポエット・Mさん
★やすらぎの欅の径もあっけなく 剪定されて彩を失う 夕庵
よろしくお願いいたします
夕庵さんへの返歌です
⭐️晩秋の欅の落ち葉 風に舞い今日の歩数を掻き分けてゆく
夕庵さん
★晩秋の欅落葉をゆつくりと 妣(はは)の歩幅で共に歩きし
みっちっち
⭐️図書館に読み聞かせいる親子いて 時々「しーっ」と口に手を当て
夕庵さん
★落日の図書館にゐて 君の背を見つむるのみの遠き初恋
みっちっち
⭐️亡き父は米寿を迎えし病床に えんじのマフラーに顔を埋めて
夕庵さん
★あたたかき考(ちち)の胡座に埋もれて 眠りし我よ あの冬の日よ
みっちっち
よろしくお願いいたします
夕庵さんへの返歌です。
☆やすらぎの欅の径もあっけなく 剪定されて彩を失う 夕庵さん
★ようやくに黄葉に染まる径をゆく 二人の肩に枯れ葉舞い散る ポエット・M
よろしくお願い致します。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆大宇宙不変なれども人間の進化は果たして正解なのか 夕庵さん
★温暖化、オゾン破壊に宇宙ゴミ 自制せねば自滅するなり 西BOO
よろしくお願い致します。
☆温暖化、オゾン破壊に宇宙ゴミ 自制せねば自滅するなり 西booさん
★省エネは温暖化ヘの歯止めにも 一人の自覚が地球を救う 夕庵
よろしくお願いいたします。
☆ようやくに黄葉に染まる径をゆく 二人の肩に枯れ葉舞い散る ポエット・Mさん
★自転車の舞いあぐ枯れ葉跳び跳ねて 右に左に側溝埋める 夕庵
よろしくお願いいたします。
☆晩秋の欅落葉をゆつくりと 妣(はは)の歩幅で共に歩きし みっちっちさん
★後ろより道行く人は足早で わたし一人を置き去りにする 夕庵
☆落日の図書館にゐて 君の背を見つむるのみの遠き初恋 みっちっちさん
★図書館のステンドグラスに陽は落ちて やっと気がつく閉館のとき 夕庵
夕庵さんへの返歌です。
☆自転車の舞いあぐ枯れ葉跳び跳ねて 右に左に側溝埋める 夕庵さん
★舞い上がる枯れ葉の中を疾走す ライダー君の雄姿忘れず ポエット・M
よろしくお願いいたします。