四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その159 ネット歌会)

2024年11月27日 04時42分57秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その159 ネット歌会)
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「咲き初める 皇帝ダリア」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆冬澄んだ星の光を見上げてる 何万年も昔の光
                         西BOOさん
★大宇宙不変なれども人間の進化は果たして正解なのか
                         夕庵さん
★温暖化、オゾン破壊に宇宙ゴミ 自制せねば自滅するなり
                         西BOOさん
★省エネは温暖化ヘの歯止めにも 一人の自覚が地球を救う
                         夕庵さん

☆亡き父は冬空に似てしかり 檄飛ばしつつ包みてくれし
                         みっちっちさん
★亡き父は米寿を迎えし病床に えんじのマフラーに顔を埋めて
                         夕庵さん
★あたたかき考(ちち)の胡座に埋もれて 眠りし我よ あの冬の日よ
                         みっちっちさん
★冬日向猫は大きな欠伸して 手足伸ばしつ寝落ちもちもち 
                         夕庵さん

☆千年の欅(けやき)にもたれ亡き友と遊びし様を偲ぶ冬晴
                         みっちっちさん
★晩秋の欅の落ち葉風に舞い 今日の歩数を掻き分けてゆく
                         夕庵さん
★晩秋の欅落葉をゆつくりと 妣(はは)の歩幅で共に歩きし
                         みっちっちさん
★後ろより道行く人は足早で わたし一人を置き去りにする
                         夕庵さん
★一人きり知らない道を歩きたし 知らないバスにどこまでも乗り
                         みっちっちさん
★知らぬ街歩けば人はやさしくて 初冬の風の心地よきかな
                         夕庵さん

☆図書館に本のページを繰りながら 窓は落日輝く冬日
                         みっちっちさん
★図書館に読み聞かせいる親子いて 時々「しーっ」と口に手を当て
                         夕庵さん
★落日の図書館にゐて 君の背を見つむるのみの遠き初恋
                         みっちっちさん
★図書館のステンドグラスに陽は落ちて やっと気がつく閉館のとき
                         夕庵さん
★図書館の本の匂ひに包まれて 気づけば窓は夕映への赤
                         みっちっちさん
★夕映えの映るガラスを背にしつつ 二人の影は濃ゆくなりゆく
                         夕庵さん
★夕映へのカフェの窓辺に君を待つ 人波の影 縫ひ来る君よ
                         みっちっちさん
★君待てどスマホも鳴らず気もそぞろ 家路を急ぐ人ばかり行く
                         夕庵さん
★夕暮れの家路を急ぐ人波を 息弾ませて君待つ店へ
                         みっちっちさん
★待つ人はスマホに見入り時稼ぎ 頭に入らぬ文字追うばかり
                         夕庵さん

☆樹影なき街にも枯葉舞いゆくや 哀しきまでの夕映えの中
                         ポエット・M
★やすらぎの欅の径もあっけなく 剪定されて彩を失う 
                         夕庵さん
★ようやくに黄葉に染まる径をゆく 二人の肩に枯れ葉舞い散る
                         ポエット・M
★自転車の舞いあぐ枯れ葉跳び跳ねて 右に左に側溝埋める
                         夕庵さん
★舞い上がる枯れ葉の中を疾走す ライダー君の雄姿忘れず
                         ポエット・M
★ファーつけたバイクに越され追いかけど 姿は見えずあれは女狐
                         夕庵さん
★女狐はネオンきらめく街角に 幻影のこす妖艶な顔 
                         ポエット・M
★花びらのような口からでる嘘に 懲りず集まる夕蛾灯の下
                         夕庵さん
★ほろ酔いのワイングラスに揺れる灯に 嘘と誠の 物語り編む
                         ポエット・M
★ほろ酔いのワイングラスに映る顔 伏せた睫に嘘は見抜けず 
                         夕庵さん
★まつげ伏せ何を隠すや笑む君に ランタンの灯も妖しく揺れる
                         ポエット・M
★ランタンの灯り切なし明日こそは 明るい日のさすものと祈らんむ
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「咲き初める露地の シクラメン」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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27 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
西BOOさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-28 17:21:39
こんばんは。

☆小春日に庭出で山を眺むれば 赤と黄色の折り重なれり       西BOOさん

★紅葉もようやく整いいざ行かむ パッチワークの山の賑わい     夕庵

よろしくお願いします
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-28 17:29:49
こんばんは。

☆駅前を過ぎて山茶花匂ふ垣 暮るる家路に色を散らして      みっちっちさん

★頬よせばほんのりやさし香りあり 白いさざんか木陰に咲きぬ   夕庵

よろしくお願いします
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-28 17:35:21
こんばんは。

☆山茶花の垣 家々に長寿村 優しき時間ゆるり過ぎゆく       みっちっちさん

★小春日の庭に爺さま等 相寄りて 蜜柑の出来をこもごも話す    夕庵

よろしくお願いします
返信する
ポエット・Mさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-28 18:16:55
こんばんは。

☆命もつものの哀しさ愛しさよ 散る山茶花のかがよう紅(くれない)     ポエット・Mさん

★惜しむべく山茶花のはな散る夕べ 初冬の風に身を震わせながら       夕庵

よろしくお願いします
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-11-29 09:20:09
おはようございます
夕庵さんへの返歌です

⭐️頬よせばほんのりやさし香りあり白いさざんか木陰に咲きぬ
夕庵さん

★みどりごに頬よせばふと乳の香は 甘く優しきさざんかに似て
みっちっち

⭐️小春日の庭に爺さま等 相寄りて蜜柑の出来をこもごも話す
夕庵さん

★小春日の庭に仔猫のはしゃげれば 母猫は目をつむりのんびり
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-11-29 09:38:31
夕庵さんへの返歌です

⭐️これやこの湯気の向こうに蕎麦ゆがく老舗の主の寡黙こそよし
夕庵さん

★懐かしき京の隠れ家 ジャズ喫茶 寡黙な主のリズム取る癖
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
夕庵さんへの返歌です (ポエット・M)
2024-11-29 09:48:15
おはようございます。
夕庵さんへの返歌です。

★惜しむべく山茶花のはな散る夕べ 初冬の風に身を震わせながら    夕庵さん

★山茶花の風に揺れつつ散る夕べ 命のきわの かくも静かに      ポエット・M
よろしくお願い致します。
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-29 11:04:06
おはようございます。

☆みどりごに頬よせばふと乳の香は 甘く優しきさざんかに似て       みっちっちさん

★みどりごよ 澄みし瞳はいつまでも 濁りなきもの見るためだけに     夕庵

☆小春日の庭に仔猫のはしやげれば 母猫は目をつむりのんびり       みっちっちさん

★小春日は野良猫(ノラ)も出てきてひなたぼこ 人恋しさに近づいてくる  夕庵

☆懐かしき京の隠れ家 ジャズ喫茶 寡黙な主のリズム取る癖        みっちっちさん

★テト膝にゆったり過ごすマンションの 陽の射す部屋は隠れ家なりし    夕庵

(テトは娘宅の子犬です)

よろしくお願いします



 
返信する
ポエット・Mさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-29 11:08:25
おはようございます。

☆山茶花の風に揺れつつ散る夕べ 命のきわのかくも静かに       ポエット・Mさん

★散りてなお花の在り処の確かさよ 苔むす上の山茶花の白       夕庵

よろしくお願いします
返信する
夕庵さんへ (西BOO)
2024-11-29 11:32:41
こんにちは。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませて頂きたいと思います。

☆紅葉もようやく整いいざ行かむ パッチワークの山の賑わい  夕庵さん

★温暖で本当に紅葉するのかと 遅れはしたが紅(あか)鮮やかに  西BOO
返信する

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