生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

5月11日(金) 六義園・旧古河庭園へ(その1)

2007年05月15日 | 都内散歩
この日の午後は、上京してきた人(以後「Aさん」と呼ぶ)の東京観光に付き合った。予めAさんから行き先の選定は任されたので、Aさんが花好きで、都会の喧騒が苦手なことを考慮し「バラと日本庭園を楽しむ」をテーマに行き先を「六義園」(日本庭園)、「旧古河庭園」(バラと日本庭園)、「都電荒川線沿線」(バラ)に決めた。


まずは六義園。私が六義園に訪れたのは約10ヶ月ぶりだ(前回の記事はこちら)。園内は新緑に染められ、わずかに残るつつじの花がアクセントとなっていた。Aさんは広々として落ち着いた園内を楽しそうに歩いた。Aさんに入り口の巨大な枝垂桜と園内のもみじを紹介すると、Aさんは枝垂桜の開花時期と紅葉の時期にぜひ再訪したいと言った。


六義園から旧古河庭園へは歩いて移動した。Aさんが歩き疲れていないかどうか気を使った。散歩を趣味にしている私は歩くことが苦にならないがAさんは車なしでは生活できない地域に住み普段ほとんど歩くことがないからだ。


旧古河庭園は武蔵野台地の斜面と低地を生かした庭園で、低地には日本庭園、斜面には洋風庭園が配され、北側の小高い丘には洋館が建っている。珍しく日本庭園に最も近い染井門が開いていたのでそこから入園、日本庭園から鑑賞した。

日本庭園の作庭者は京都の庭師植治こと小川治兵衛(1860~1933)で、山県有朋の京都別邸である無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園などを作庭した。 日本庭園は「心」の字に似せて作った心字池を中心に、水を使わずに滝を表現した枯滝や、10数メートルの高さから落ちる大滝、中島を配している。大滝は削ってできた断崖から流れ落ち、大滝の周辺は濃い緑に覆われ、深山の渓谷の趣があった。


(その2に続く)


【六義園】



池のほとりに咲くつつじ。




中島。




滝。




吹上茶屋で一服。




吹上茶屋からの眺め。




イロハモミジの種。


【旧古河庭園】



心字池。




雪見灯篭と心字池。




大滝。




枯滝。



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