やっぱり“イナバウアー”という名前にはかなり多くの人が反応してしまったらしい、、、。
さて、昨日は巣鴨の真性寺で法話研鑽会の面々と我慢大会、、、ではなくお話をしてきました。パチパチ!
いやあ、ホント寒かったのよ!もちろん法話会場は暖房が入って暖かかったんだけど、外で呼び込みをした訳です。
「最近の坊さんは“説教(法話)”をしない」
これは今まで何度も聞かされたフレーズです。しかし、
「ただ今、休憩所でお話をしていまーす」
と言っても99%の人は急ぎ足で去っていくだけです。目も合わせません。これは以前、辻説法をやっていたときに感じた事なんだけど、坊さんの格好をしていても
「新興宗教」あるいは「怪しげな商品の売り込み」
だと思われてしまうのです。
バルーンで動物を作り
「はい、どうじょ!」と言っても受けとってくれません。無理矢理売りつけられる、と思うようです。いやあ寒かった、、、。
『お婆ちゃんの原宿』と呼ばれる巣鴨に来る人たちは、お爺ちゃんお婆ちゃん、いわゆる人生の終盤にさしかかった方たちです。人生の最後を他人を疑って、目を合わせず、うつむいて過ごしていかなければいけないなんて、、、。
お線香売りのお婆ちゃんと少し話をしました。
「あー、あなた前にも来てたわよね。お手玉の人でしょ?」
「お手玉の人って、、、まあ、そうですが」
お婆ちゃんは今まで、いろいろ人に騙されてお金も随分と取られてしまったそうです。
「やっぱり私はダメですかねー」
「うん、そうですねー。
、、、じゃなくて(^^)!いいじゃないですか!失敗したって。人間なんだもの。」
「あー、なんかそれどっかで聞いたことあるわねー。」
「騙されたっていいじゃないすか!他人に迷惑かけるよりは。
お金取られたって命とられる訳じゃないし、お金なんて生まれたときには元々持って無かったものなんだもの。」
「そう、そうなのよね!」
そうなんです。門前で無視されたって命とられる訳じゃなし!
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