諸行無常の歌声

宇多田ヒカルが最近気になります。パチパチ！
ソロデビューした頃は東京FMがやたらPUSHしてパワープレイしていたんですが、別にいい歌だとも思わなかったし辟易していました。PVをみたら、トイレを我慢しているような変な振り付けで、見た目もダメ。

ところが、離婚して、活動休止宣言をしてから、なんだか急に全てが許せてしまい、歌声が耳に心地よく感じるようになりました。単に聞き手である自分が変わったのか、これで聞き納めという心理が彼女を輝かせてみせるのか。僕りんにはなんとなく、離婚というプロセスが、世の中に「絶対」というものは無いということを宇多田ヒカルに理解させたのだろうと思えるのです。永遠で絶対の愛を誓ったはずなのに、赤の他人より疎遠な関係になってしまったのですから。

「人間活動をしたい」
「いたいおばさんになりたくない」

あれだけ、社会的に認められても「自分は未熟だ」と思えたのですから、凄いことです。
住職は遺族の気持ちを理解するために、身内の葬儀をして一人前だ、とよく言われます。一度、自分で同じ立場にならないと分からない、と。かくも相手の気持ちを理解するのは難しいです。もっとも理解しようしているうちはダメなんでしょうけど。誰もが理解されたいと願うけど、相手に「理解されてしまう」ことは望まないでしょうから。
分かっちゃいるけど、、、、、今日も明日もじたばたと、もがきながら目の前の事をこなしていこう！

汗かけべそかけ恥もかけ　人生何事も経験だ！



写真～
巨大な鬼ゆず（獅子ゆず）をいただきました。軽トラックと比較するとこの通り！