昨日は森のベジカフェが終了後、おおたかの森嬢とお運びのTさんと、三年番茶でティータイム。パチパチ!
お互いの子どもが同じ幼稚園に通っていた、という繋がりですので自然と『かぜのこようちえん』の話に。
「そういえばさー、腕時計あったよねー」
「あはは、あった、あった!」
かぜのこようちえんでは、年長さんになると、お誕生日に腕時計がもらえるのです。しかももらった腕時計は好きな時に幼稚園につけて行って構わないのです!
年少さんや年中さんは、自分も年長になったら腕時計がもらえるんだと、わくわくしてその時を待つのです。
ちなみに、腕時計とは幅の広いゴムに、丸く切ったフェルトが貼ってあるだけ。時間はいつも3時(^^;)
「でもさー、みんな、もらうと超得意げなんだよね^^」
また、幼稚園では、帰るときに園長先生がたまにお手紙をくれます。誰にあげるかは決まっていません。一度に3人くらいにくれることもあります。順番にくれる訳ではなく、何回ももらえる子もいるし、なかなかもらえない子もいます。
「世の中は不公平だって、初めて気付くよねー。それまでは、兄弟が3人だったら、必ず一つずつ合計3個もらうのが当たり前に育ってきてるもんね」
そして、大勢の中で自分がお手紙をもらった、ということで、一生懸命に返事を書くのです。
何がベストかなんて答えは誰にも分かりません。だけど、口先で話すだけでなく、30数年に亘り、常に現場で実践してきた加藤園長先生の行動には非常に説得力があるのです。
(かぜのこようちえんには先生が3人しかいませんから、園長といっても常に現場にいるのです。ちなみに残りの2人の先生は、ともに元幼稚園教諭で、子どもはみんなかぜのこOBOG、というのも面白いと思います)
子育て論議は、非常にデリケートな話題です。それまで、学業優秀で就職も結婚も順調にいっていた人ほど、頑なで、他人に指示されたくない話題なんだなーと感じます。我々、つまずいてばかりの人生で良かったねと(おいおい^^;)
不安なのはよくないけど、自信あり過ぎもよくない。何事においても中道の精神を保っていたいものです。
うちも、上の子は高校生になりましたが、未だに、あの頃の思い出話を、一緒に笑いあえる家族以外の人たちがいるというのは、それだけでありがたいと思ってます。
蒸かしイモを食べながら、そんなことをしみじみと感じる長い長い秋の午後でした。
写真~
円東寺のもみじ。なかなか真っ赤っ赤にはなりません。夏の間の手入れとかが必要なのかなー。
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