PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



今日から、平成28年秋のお彼岸です。パチパチ!

天神社の彼岸花


円東寺の彼岸花は、ようやく一輪咲きました。


敬老の日をお祝いしたお宅も多いでしょう。私はと言えば、昼間は訪問せねばならない用事で、てんてこ舞いでしたが、日が暮れて雨も降り、お参りもだいぶ落ち着いたので、いそいそと映画『聲の形』を観に行きました。
3連休の最終日だし、他のスクリーンは話題作ばかりだし、、、、と、思ったら、まさかの激混み!
高校生やカップルに紛れ、辛い時間を過ごすことに(^^;)


原作1巻だけは本屋さんで立ち読み読んだことがあったのですが、、、、、
以下、ネタバレ有。反転させてください。


先天性の障碍、イジメ、それだけでもテーマとして充分重いのに、不登校とか、希死念慮そして自殺未遂とか、片親とか、ハーフとか、さらりさらりと出てきます。子どもというのは本当に残酷です。観ていて、「ああ、自分もそうだった…」と思い当たることばかりで、ひたすらに辛かったです。同窓会に行くことがあれば、謝りたいことばかり。

告白の言葉っていろいろあるけど、「君に、生きるのを手伝ってほしい」って、よかったなー。映画館で隣りの人が両方とも、鼻水グズグズで泣きまくってたのに、「今も昔も小ずるくて、いけ好かない俺は、胸が痛いばかりで泣けないなあ」と、ハートはもう、気ままにreflectionでした。でも、この映画の裏のテーマは、「自分を許し、好きになって欲しい」ということだそうで、そんな意味で、私は監督の希望通りに、まずはストレートに打ちのめされたということか?でも、まだまだ自分を許せないし好きにもなれませんが。

幼い頃は、自分が常に世の中の中心で、自分が大好きだったはず。それが、次第に、どうも、自分は大したこと無いやつだぞ、と気づき始め、やがて、大人になるにつれ、自分が嫌いになったり、許せなくなっていく。それはそれで成熟の証なのかもしれないけど、その渦中にいる自分には、とてもそんな風に思う余裕はありません。

主人公の将也が橋の上で、自分の感情を友人たちに吐き出すところ、そして、花火大会の日の硝子の自殺未遂あたりで、ははーん、ここがいづみやだな、、、じゃなくて、ははーん、ここがクライマックスだなと、高をくくっていたのですが、文化祭で、まわりの人の顔に張り付いていた、ペケマークがハラハラと剥がれていくラストシーンで、(制作者の思惑通りに)涙腺崩壊(T_T)


ここんところ、高校生向けのアニメ映画にやられっぱなしだなー。もちろん、この映画は高校生だけじゃなく、むしろ小中学生の子どもたちにこそ、ぜひ観てもらいたい映画です。





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )