映画の日(※)だったので『ルックバック』観てきました。パチパチ!
※『ルックバック』は特別料金だったにも係わらずほぼ満席。平日昼間なのに、、、、、(^^;)
原作を読んだのですが、途中で「あ、これは映画を観る前に最後まで読んじゃいけないヤツだ!」と察し、最後まで読みませんでした。
、、、、、、結果、号泣(^^;)
シアター内が明るくなっても涙が止まらなくて席を立てず、「いい歳こいたおっさんが恥ずかしいじぇ」と思っていたら、ハンドタオルで顔を覆っている同世代の女性がいて、救われました(^^;)
いやあ、いろいろ反則ですよ。
以下、ネタバレあり(反転させて読んでください)
58分しかないアニメなので、余計な部分はありません。
『バクマン。』、『殺さない彼と死なない彼女』、『マイ・ブロークン・マリコ』、『ハケンアニメ』なんかを思い出しました。
構成としては『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』というか。
個人的に、小説、絵本、テレビ、ラジオ、舞台、大道芸、映画、、、、、、それらに比べてマンガって本当に大変だと思っています。常に栄養ドリンクを飲み、睡眠不足で作者が倒れる、、、、、そんなイメージそのものです。
それに取り組む、藤野と京本に今の自分は容易に感情移入できました。
藤野の微妙な性格、小学生の自分もそうだったかなーなんて。
「(マンガは)読むだけにしといたほうがいいよね。描くもんじゃないよ。」
だけど、描かずにはいられないんでしょう。「描ける才能より、描き続ける才能なんだろうな」というのも、ちゃんと見せていたと思います。
秋田?の田舎の新興住宅地、都会のマンションの作業場、どれも自分の想像の範囲で、それがいかにも良かった。
あと、BGMだけで走馬灯のように物語が進むシーン、ああいうの問答無用で大好きなんです。クレヨンしんちゃんの『 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』のヒロシや『ラ・ラ・ランド』ラスト、大道芸の『シルヴプレ』のエンディング、、、、、
いやあ、良かった。
そして生まれ変わったら、たとえ食えなくても、食えない美術の世界で暮らしたいっ!と改めて思いました~
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