ドキュメンタリー『メイキング・オブ・モータウン』を観てきました。パチパチ!

モータウンミュージックに関しては、『山下達郎サンデー・ソングブック』で仕入れている知識しかないのですが、それでも、劇中に出てくる沢山のアーティストや曲は、どこかで耳にしたものばかり(それもサンデーソングブックなのかな^^;)。それらがすべて、デトロイトの片隅の一軒家から始まったという、アメリカンドリームにしびれます。
創設者のベリー・ゴーディJr.のポリシーは今の時代にも通用するもので、「お互いに競争させる、だけど、自分たちがファミリーだということは忘れない」「いいものを作るためには、人種や性別、年齢は関係ない」などなど。
あと、素晴らしいなと思ったのは、花嫁修業部門(確かこんな名前で呼ばれていた^^;)を作って、ろくに学校も卒業していない、売り出し前の若いアーティストたちに、言葉使いや礼儀作法を徹底して学ばせたこと。
自分たちに自信と誇りを持て!君たちは、これから出てくる黒人アーティストの手本になるんだ!という考え方は、いろんな技能養成のプログラムに通じると思います。あと90歳超えても少年のような笑顔と目の輝き。すごいなー。
映像で、少年時代のスティービー・ワンダーやマイケル・ジャクソンが出てくるのですが、ホント、彼らは天才です、、、、歌を聞いてダンスや演奏を見ているだけで、超絶気持ちいい。
モータウン全盛期って、ちょうど、1967年の事件を元にした『デトロイト』の頃なんですよね。
キング牧師がわざわざ会いに来て、「君たちは君たちのやり方で、差別撤廃の運動をしている云々」と声をかけたり、スプリームス(シュープリームス)が、エド・サリバンショーに出演したくだりなんかは、感動して涙が出ました。黒人はテレビに出ることすらできないという時代があったことを、忘れてはいけませんね。
映画ラストの社歌を歌うシーンはNG集みたいでほのぼのします。60'sって会社もあんな感じだったのでしょうか。
余談:ダイアナ・ロスはやはりわがままなんですが、かわいいので許してしまう(^^;)
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