ようやく新年の忙しさも落ち着いたので、『こんにちは、私のお母さん』、観てきました。パチパチ!
中国の美人がみんなアグネス・チャンに見えてしまうのは、私のせいなので、それはさておき。
以下、ネタバレあり。(反転させて読んでくださいませ)
中国映画に慣れていないので、正直、始まりから違和感ありでした。「なんなの、このスポンサーに媚びている感は、、、、」と萎えてしまい、さらに、カメラワークやVFXのレベルが低すぎて、学生映画とはさすがに言わないまでも、全国ロードショーレベルではないよ…ストーリーにのせてさりげなく日本を侮蔑するし…とさらに萎えました。
絶賛されている脚本も、過去に行って若かりし日の親のことを助ける?これって単に中国版『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、、、とか思ってしまいました。ごめんなさい。
余談ですが、80年代の中国って、まだまだ白黒テレビ。貧しくとも人と人とが助け合う社会。雰囲気的に日本の60年代(三丁目の夕日?)って感じだったようです。そこら辺のノスタルジーも中国で受けた要因のようですね。
今では日本は中国にあっさり逆転されてしまいましたが。
、、、、そんな冷めた目で見ていたのですが、後半の母娘が一緒にお酒を飲むシーンで、
「将来あなたは(自分ではない)かわいい娘を産む!あなたの娘はUCなんとかAという大学に行って、監督業に就くようになって、月給はいくらで、、、」
「私はそんなの望んでいないよ。健康で、幸せだったらそれでいい」
というシーンで一気に、涙腺崩壊。
ああ、かつては自分も子どもに対し「健康だったらそれで充分」と思っていたはずなのに、、、と猛省。
そして、親の子に対する愛は計り知れない。そして、親孝行したいときに親は無し、としみじみ。
古今東西、普遍的な思いですねー。
全てを母親は分かっている、というのもよくあるプロットなんですが、、、、、あるいは、東野圭吾の『秘密』っぽい?とにかく、ラスト20分くらい、ひたすら涙、涙でした。
はっきりいって、映像レベルも編集技術も高くありません。かなり無理もあります。だけど、陳腐な日本語タイトルに騙されずに観て欲しいおススメ映画でした。
ちなみに、、、、、、実は、親が亡くなってからも親孝行できます。その証拠がこの映画ですね。
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