先月、弘法大師空海上人にゆかりある奈良と京都のお寺へ調査参拝に行きました。
忘れないうちに、少し報告いたします。パチパチ!
久米寺(真言宗御室派 奈良県橿原市久米町)
近鉄の橿原神宮前駅から歩いてすぐ。ここは、青年大師が当時あった東塔で、『大日経※』を感得されたという寺です。
大安寺の勤操大徳から「久米寺にあるよん」と教えてもらったとか、夢のお告げで知ったとか諸説ありますが、なんにせよ空海上人はここで『大日経』に出合うのです。
東塔の礎石。
かなりの大きな塔だったことが分かります。
さて、大日経に出合い、「密教やべえ、、、。やがて必ず密教の時代が来るじぇ」と直感された青年空海上人ですが、細かなところで分からない部分も多い。こりゃあ、本場に勉強に行かないとダメだなと思い、唐の国へ旅立つ決心をする、、、、
というドラマのあった場所です。
こちらは現在の多宝塔。
※正しくは『大毘盧遮那成仏神変加持経(だいびるしゃなじょうぶつじんぺんかじきょう)』
724年に漢訳されたが、サンスクリット原本は未だ発見されていない。チベットのポタラ宮にあるのではないかと目されているが、チベットは現在、某国から支配統治されたり、人権侵害されたりで、残念ながら調査できないのが現状。
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当時の航海は命がけですからねえ。唐の国へと万里の波濤を越えるのは宇宙に行くより生存率が低い(^^;)