午後７時ちょうど、両陛下を乗せた特別機が無事飛び立って行くのをお見送りしました。テレビや新聞でしか見聞できない天皇、皇后両陛下を身近に感じることができた一瞬でした。
ブリッジが外され機体が動きだしました。空港中の動きがこの機一点を注目するように他の機体なども止まっています。聞こえはしないことを分かってのことでしょうが、「マサコサマー！！」と叫ぶ声も聞こえました。
時刻は午後６時４０分頃、両陛下がボーディングブリッジを進んでこられました。遠くでよくわかりませんでしたがそう信じました。お二人がわずかにこちらに顔を向けてくれたように見えました。
両陛下のご予定を事前に知って見送りに来たのでしょうか、デッキには日の丸の小旗も見えます。ご即位後初の地方訪問であり、国内の移動に空路をお使いになること自体がこの地の住民にとっては一大イベントですから、こちらも時間を忘れてお待ちしました。
午後５時近くにコックピットの窓が開いてパイロットらしき人が日の丸を掲げました。それまでは本当にこの機に搭乗されるのか定かではなかったので、あとは待てばよいものと確信しました。
バンコク行きのためのセントレア空港で、即位後初の地方訪問を終えられた天皇、皇后両陛下が空路帰京される場面に立ち会うことができました。時刻は午後４時３０分、送迎デッキでは情報を知った人たちが小雨降る中、時々強くなる風にもめげず、駐機しているＡＮＡ機を見つめていました。（６月２日撮影）
