ちょっとした鉄製のゲートがこの閉鎖中の小屋の横にあります。室内は板の間で、L字型に壁に取り付けたカウンターのような台と椅子があります。西穂高岳登山にチャレンジした時、備え付けの登山者カードに記入して、ポストのような箱に入れました。CLIMBERS ONLY はこのゲートからです。
西穂高岳に続く連山が木々の間から見えるスポットです。上空はこの上なく晴れているのですが、今は山々に雲がかかって見えません。小さな広場には雪が積もって一部分は氷のようになっています。もうこの先は登山装備が必要になりそうなくらいです。
西穂高岳の登山口を示す看板の上に小さな雪だるまが乗っていました。登山者以外は通れない道がこの先にあるとの表示のようですが、本格的登山道はもっと先なので、この表示ではちょっと説明が足りないかもしれません。勝手知ったる散歩道をさらに進みます。
訪れるたびに見上げる白樺の木はすっかり葉を落として冬支度が済んでいました。昨年夏には梢までのたっぷりの葉が茂り元気いっぱいの様子でした。周囲に迫るシラビソの原生林の中で❝ここに我在り❞と強く主張しているような姿が好きで、また近くに寄って行きました。
なんども訪れたこの展望台で山々が見えなかったことはありません。山を覆う雲が移動してくれるのを待つことにしました。ロープウエイの最終便までの2時間くらいは待てますので、近くに広がる千石園地を散策しました。標高2000m以上にあるシラビソの原生林の中を縫う散歩道に入ります。