ここにも蒙御免の文字。賭博相撲が盛んだった頃は幕府が認めた興行と強調する必要があったのですね。酒樽は地元の盛田金しゃち酒造の樽飾りです。ひと口たしなみたいと思いましたが、残念ながら場内では売っていませんでした。
会場は名古屋城の旧二の丸御殿の跡地に建つドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)です。まだ開場直後とあって人の流れはありません。向こう正面と東の入り口だけが開いていて、西と正面席の入場者もこちらから入ります。
櫓下に力士の番付表の札と「蒙御免」を大書した看板です。これは江戸時代に幕府公認の相撲興行の証で、≪ごめんこうむる≫と読みます。ちなみに場内のスタッフに読みの教えを請いましたが、最後の一人以外は❝?❞との答えでした。