ショウリョウバッタ（精霊蝗虫）は旧盆の精霊流しの舟の形に似ていることが名前の由来とありました。一生のうちに４回から６回の脱皮をするようですが、このバッタは今回が最終脱皮なのでしょう、念入りに触角をしごいてととのえ、飛び立つ準備をしていました。
もう少し早く見つけることができればよかったのですが、脱皮が終わって体や翅が乾くのを待っているところのようです。
畔に近い稲の葉が少し食いちぎられたあたりで、何やらモソモソした雰囲気を感じました。どうやらショウリョウバッタの脱皮の現場に遭遇したようです。
棚田の稲は今成長の盛りです。柔らかい芽がしっかり”ぶんけつ”して茎が出そろいました。この頃イナゴやバッタがとりついて葉を食い荒らし始めます。青々とした稲田は虫たちの天国でもあります。
