例年この時期には5合目以上は真っ白になっているのですが、今年は消え残った雪が白い筋となって見えるのみです。大沢崩れが正面に見えますが、この暖かさが続くと崩落が進むとホテルのスタッフが心配していました。
西から濃い雲が迫ってきていますので日没頃になりましたが赤富士は見られません。湖面に映る逆さ富士をかき乱す鴨の動きを気にしながらの見物です。
田貫湖のほとりの休暇村富士に投宿しました。以前泊まった時、部屋から望む富士山が素晴らしかったので再度の訪れとなりました。天候はあいにくの高曇りですが、まじかに見える大写しの富士山の迫力は相変わらずのものです。
本殿は他に類を見ないといわれる浅間造りで国宝として保護されています。徳川家康が造営したそうですが、其の美的感覚は現代の私たちが見ても納得する見事なものです。
富士の高嶺は見れど飽かぬかもと詠まれた富士山。本殿はこの霊山をご神体として木花之佐久夜毘売命（コノハナサクヤヒメ）が主祭神として鎮められています。主祭神は天孫瓊瓊杵尊（二二ギノミコト）の皇后様です。
富士山の麓のお宮さんの初詣となりました。正月も5日となればお詣りも少ないと踏んでいましたが、なかなかの賑わいでした。このため湧玉池から流れ出る清流と国道414号線が交わるあたりの駐車場から歩くことになりました。(１月５日撮影）
散歩道に落ちているのを知らないで踏むと足が痛くなって迷惑なモミジバフウ（紅葉葉楓）の枝もまんべんなく白く縁どられました。実一つ一つが白い綿帽子をかぶってぶら下がっています。
