今が盛りの八重桜の背後の山は新緑がもくもく音を立てるようにして盛り上がっています。雲が厚くなってきて光が足りなくなり、雨が近づいてきました。観光する人間は残念な思いですが、木々はますます元気になっているかもしれません。
道の駅には平安時代末期に源頼朝軍と木曽義仲軍が戦った宇治川の戦いで頼朝軍の梶原景季(かげすえ)が騎乗した名馬磨墨(するすみ)の像が誇らしげに立っています。この地はこの馬の故郷と伝えられていますので、磨墨が主役なのですね。
郡上八幡のお城は緑に囲まれています。前回1月8日にこの場所を通過した時は雪に囲まれて冷え込んでいるように見えました。今は穏やかなたたずまいを見せています。今回はこちらのICを出てせせらぎ街道に入ってみます。
新緑の美濃路!!。この時期しか見られない芽吹きの風景の中を駆け抜けるのは気持ちの良いものです。工事中の現場に遭遇しても、おなじみの“ i 光太郎君”がキョロンとしてくれればノロノロ走行でも許せてしまいます。(4月22日撮影)