教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

教員養成系と教育学系

2006年04月12日 23時55分55秒 | 教育研究メモ
 今日は、昨夜遅くまで起きていたので、昨日より遅くの起床。でも、午前中に一時間の運動もすましました。…しかし、毎日300kcalを越える運動をしているのに、体重増加が加速しているってどういうこと? 体そのものは動きやすくなり、ぜい肉も増えているわけではないようなので、筋肉が体重増加分だけ増えているのか?
  
 昼過ぎ登校し、昼食後読書。今日も昨日の続きで、ミル『自由論』。20時ごろ読了! とりあえず明日の最低限の準備はできたっと。その後、21日のゼミのためのレジュメ執筆。「現代に生きる私がこの研究をする理由」にあたる問題意識を書くため、文部科学省の審議会等の最近の答申・報告を三つほどざっと目を通す。目を通したのは、第一に中央教育審議会の「今後の教員養成・免許制度の在り方について(中間報告)」(2005.12.8)、第二に中央教育審議会の「我が国の高等教育の将来像(答申)」(2005.2.1)、第三に国立の教員養成系大学学部の在り方に関する懇談会の「今後の国立の教員養成系大学学部の在り方について(報告) 」(2001.11.22)。事前にちょっと目をつけていた答申・報告です。文科省の資料はネット上で簡単に読めるのでとても便利!
 最終的に、第三の資料を使うことにしました。ちなみに、教員養成系大学学部というのは、旧制の師範学校(高等師範を除く)の流れをくむもので、小学校・中学校教員の養成を主な目的とする大学・学部だそうです。各教育大学がその代表。これとわけて、旧帝国大学・文理科大学・高等師範学校の流れをくむ、専ら教育の基礎的研究を目的とする教育学系教育学部があるそうです。東京大学とか広島大学などがそうです。くわしくはこちらを参照。教育学部にもいろいろあるんですね~。とまあ、役割が違う学校学部ですが、そのうち教員養成系大学学部の今後のあり方を考えようというのが、この報告書というわけです。大学学部のあり方ですから、教員のあり方にも触れています。そして、研究のあり方にも…ね。学校に関する実践的な教育研究を、と言っていますが、これはよく考えるといろいろ問題ありそうですよ。
 日付が代わったぐらいになって、問題意識から目的へ流れていく文章がとりあえず出来上がりました。これなら文句ねえだろう! と胸はって帰る(笑)。
コメント
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