先日1月31日、広島大学大学院教育学研究科の教職課程担当教員養成プログラムの教壇実習(観察実習)のため、大学院生6名+引率教員1名を受け入れました。みんな「先生の先生」になろうとしている人たちです。
同プログラムについては→こちら
といっても、私が授業をいつも通りやってる様子を見てもらって、懇談会で自分がこれまでやってきたことをしゃべるのを聞いてもらっただけですけどもね。学生いわく「先生[私]の様子がいつもと違った」らしいですが、いつも通りのつもり。観察対象になったのが2年生最後の2年間の総括的授業のため、授業をしているうちに気合いが入っていったので、そういうところを感じ取ったのかも。学生には、いつも以上にぎゅっと集中していた者が多かったような気がします。私の授業内容が良かったのか、訪問者があったので緊張していただけかわかりませんが(笑)。
授業直後の懇談会では、さすがに広大教育学の大学院生、かつ大学教職課程の授業に強い興味を有する人々でして、するどい良い質問をたくさんしてくれました。授業方法の意図、授業における学生の位置づけ、授業・カリキュラム構成、テキスト編纂への道程、教材研究と学術研究の関係などなど。いろいろ話させていただきました。諸事情により時間を十分確保できなかったので、私自身十分説明し尽くせなかった感が残ってしまい、かつ院生たちにも聞きたいことを十分聞かせてあげられず、言いたいことを言わせてあげられなかったのではないかと思います。
ともあれ、要領の得ない回答で恐縮でしたが、何か得たものがあれば幸いです。
よい「先生の先生」がたくさん育成されれば、よい先生がたくさん育成され、教育現場がよくなり、子どもも保護者もよくなり、国家社会もよくなる。そのほんのちょっとの一端にかかわれたことは、私にとって、とても嬉しいことでした。