教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

テスト作成の能力

2007年07月13日 17時37分57秒 | 教育研究メモ
 今週は、定期試験のテスト採点のために登校しました。
 私が担当する科目は私一人しか教員がいないので、テスト作成も採点も評価も私がやります。ものすごい重圧です。とくに評価についてはもう…。新任教員の苦労が身にしみてわかります。教員の先輩方にいろいろ相談にのってもらって、なんとかやっております。
 テスト問題は全部で4種類(クラスは5クラス)作りました。量は多いし、作成に苦労したので、完成したときはめちゃくちゃうれしかったです。非常勤が始まる前からずっと「細かい内容を丸暗記する力ではなく、内容を理論的に理解する力を伸ばしてくれ」と言われてきたので、内容を考察するために必要な基礎的・理論的内容を中心に選んで問題を作成しました。
 作ってみてつくづく思ったのは、テストの内容には、「担当教員が、生徒のどんな能力を試し、評価するか」が凝縮されている、ということでした。そのような意味を持つ内容を適切に選択・構成するには、「テスト作成の能力」というべき特別な力が必要なように思います。テスト作成の能力は、教員の能力の一つとして、案外、無視できなさそうです。
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