教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

2009年08月31日 23時55分55秒 | 教育研究メモ
 道徳の「徳」とは、「彳(テキ)」と「直(チョク)」と「心(シン)」とで成る漢字である。「直」は、「│」と「目」を足した会意文字であり、まっすぐ目を向けることを示す。「心」は、心臓を示す象形文字であり、すみずみまでしみわたる働きをあらわす。この「直」と「心」を足した「悳」は、本性のままの素直な心を意味する。これに「彳」を加えたのが「徳」であるが、「彳」とは、十字路をあらわす象形文字であり、進み行くことや道路をあらわす記号である。すなわち、「徳」とは、本性のままの素直な心にもとづく行いを意味する。
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