教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

日本東洋教育史特研

2005年04月12日 23時48分29秒 | Weblog
今日のメインイベント(笑)は「特研」でした。特研(とっけん)とは前にも言及したように、広島大学教育学教室特有(?)の院生ゼミの名称です。私の所属する日本東洋教育史研究室の特研は、始まってから終わるまでの時間が長いことで有名(?)で、13:10から開始し、だいたい18:00過ぎぐらいに終了するという長さです。早いときでは15:00ごろ終わることもありますが、数年前(正確には思い出せない)に一回あっただけです。
 最長記録は、21:00! また、私が知っている限りでは、一度だけ翌日に延期戦を行ったこともありました。最近では17:00ごろ特研が終わると、「今日は早かったなあ」というかなり間違った感覚になることがあります。

 日本東洋教育史研究室の特研の特色は、発表したい人が当日発表の意思表示をすれば必ず発表させてもらえることです。これが特研が長くなる原因の一つなのですが、これはこれで我が研究室における院生教育の重要な特色でもあります。
 もう一つの特色は、日本教育史と東洋教育史の研究が同じ研究室で盛んに発表されることです。これは、当研究室の現教授である佐藤尚子先生がいらっしゃるからこそできる芸当でもあります。関心なく聞いていると専門外の研究は何の効果もありませんが、興味を持って聞くと自身の研究を相対化できたり、専門を越えた研究方法や視点を得られたりと、研究上有益な効果があってあなどれません。なかなかこういう研究室は他にはないらしいので、すばらしいことと思います。
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