教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

野外活動について行きました

2015年03月14日 11時38分01秒 | Weblog

 3月9日から12日まで、3泊4日で国立江田島青少年交流の家を拠点とした野外活動のため、引率でついて行ってました。野外活動は、初等教育学科2年生の必修科目です。登山や野外炊飯、星座観察、レクリエーション、キャンプファイアーなどを行いました。
 例年は8月に別の場所で行われるのですが、例の災害のため3月に延期になり、場所も変更になりました。三寒四温の3月、運悪くちょうど寒い時期に当たってしまい、なかなか過酷な野外活動になりました。しかし、体調を極端に崩す学生がほとんどいなかったのは、正直言って驚きでした。学生たちの自己管理がしっかりしていたということでしょう。感心しきりです。
 私はというと、この十年くらいまともに運動してこなかったツケがまわって、体調ギリギリの生活を過ごしておりました(^^;)。自分の体力のなさや高所恐怖症の症状に絶望しながら、久しぶりに自分の限界を超える体験をしました(笑)。次はしっかり体力づくりしてから行こう…!と固く誓いました。
 限界を超える経験をしたのは学生も同じのようです。イヤなことは最初からやらない現代っ子の学生にとって、貴重な経験だと思います(私も含め笑)。限界を超えた経験は、今後の生活を変えます。困難な状況に直面したときに、「あのときに比べれば…!」「あのときは乗り越えられたんだ!」と踏ん張ることができるようになるのです。問題解決能力の育成に、間違いなく役に立つと思います。
 たった4日でしたが、短い間にも学生たちは目覚ましく成長しました。仲間意識の高まりはもちろんですが、なにより指導者としての自覚や責任感が、実感のこもった形で芽生え始めていたように思います。到着当初、学生たちは子どもっぽい発言や行動をしていましたが、少しきっかけを与えただけで変化を始めました。毎晩の反省会や最後の閉村式での発言を聞く限り、言葉だけではなく、実感をこめて指導者としての自覚を口にしていたように感じました。彼女たちの振るまいをみていても、明らかに初日に出会ったそれとは違っていました。学生たちの成長を間近で目にすることができたのは、収穫でした。本当に大変でしたが、大きな意義のある活動だと思います。

 みんな、よくがんばったね。

 以下の写真は休憩時に撮ったものです。


 一日目、到着時に宿舎から見える瀬戸内海


 四日目、早朝登山(水晶山)にて山頂直前の急斜面


 四日目、水晶山頂上より

 二日目・三日目は、シャッターチャンスはいくらでもありましたが、疲労困憊状態で写真どころではありませんでした…(笑)

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