教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

全国地方教育史学会史料見学会

2006年05月20日 23時33分51秒 | Weblog
 今日は全国地方教育史学会第29回大会第一日目。会場は広島大学なので、今日の私は学会スタッフです。学会準備は午前10時ごろからKさんを中心にして始まり、私は会場までの張り紙をしたりしました。学会準備の一番の感想は、実は、昨年大学院を退学されて以来ほとんど話ができなかったS先輩と、一緒に作業をしながらたくさん話せたのが、何よりうれしかったです。
 
 同学会大会の二日間の日程は、いつも第一日目は史料見学会、第二日目は個人研究発表・シンポジウム・総会です。今日は第一日目なので、史料見学会です。今回の史料見学会の会場は、広島大学中央図書館と広島大学文書館でした。広島大学は広島市内から遠く離れ、各施設が点在しているため、あれこれ見学しようとすると一苦労です。そのため、主催校代表のKさんは広島大学内ですべてを済ますことができるように、計画を立て、見学の便宜をはかったそうです。私ももちろん主催校のスタッフですが、Kさんの基本的に言われるがまま動いていただけ…といっても、準備段階(つまりここ最近)では自分のことで手一杯だったので、ずいぶんKさんにはご迷惑をおかけしました。ホント申し訳ないm(_ _)m。
 史料見学会は、中央図書館の貴重資料室・和装資料室・特別資料室、および文書館の各文庫・書庫を見て回りました。私は普段、両方とも利用者の立場にあり、基本的なことしかわからないものですから、見学に来られた先生方から質問されると困ってしまいました。不勉強で申しわけありませんでした。
 18時から懇親会。久しぶりにお会いする先生、顔は知っていてもお話しをしたことはなかった先生など、たくさんの先生方とお話しする機会を得ました。そして、たくさんの先生方に励まされ、うれしくなってしまいました。最近はあまり気にしてはいなかったのですが、私は今レフェリー論文がとれないという実質的な問題にぶつかっています。正直言えば、この研究テーマでいいのだろうか、と悩んだ時期もありました。ですが、今日先生方から励まされていくなかで、私の研究テーマである教育会研究は、私の研究の独自性であり、アイデンティティであり、かつ学会で需要のある研究テーマなんだと確信しました。今日の懇親会は、今後研究をやっていく元気をもらう機会になりました!
 みなさんの応援に応えられるよう、今後とも精進していきたいと思います。
 明日は研究発表。そしてシンポジウムが楽しみ。
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