教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

中国四国教育学会でのこと

2011年11月28日 07時33分18秒 | Weblog

 めずらしく早く目が覚めたので。

 少し燃え尽きていたのか、先週はエンジンのなかなかかからない自分と戦っておりました(笑)。ともかく実習も学会発表もいったん終わり、実践演習も半分終わり、少し気分が楽になったと思います。12月は、年末1週を除くすべての土曜日にお仕事が入っているのが気がかりですが…

 先日の中国四国教育学会はまずまずでした。自分の発表内容については、やっぱりもう少し深めたかったなぁと思いつつ、発表を聴きに来てくださった方々には、それなりに「おみやげ」を差し上げられたかなとも思うので、ひとまず胸をなで下ろしました。教職課程の高度化に関するシンポジウムでは、シンポジストから短大・幼稚園教員養成関係者にとっての爆弾発言(冷や汗もの)を聴いたり、吉本均氏(物故者、昭和後期の教育方法学者、学習集団論の代表的学説者)のリバイバルを目撃したり、じっくり教員養成に取り組めていいなぁと思う事例に出会えたりと、有意義な時間を過ごしました。

 最近めっきり会う機会がなくなってしまった友人たちや先輩・恩師方とも会えてうれしかったです。最近の学会は業績稼ぎの場になっています(国も大学もそれを奨励しているとしか思えない)。私もこの風潮を絶対悪とは思いませんが、そのほかの機能も忘れたくない。学会は、人が集まる機会でもあるんですよね。こういう時に出てこなければ、一気に忘れ去られます。

 また、このブログの読者だという学生さんにも会えて、恐縮しました。あらためて、自分からの情報発信、および広い交流のきっかけになっていることを実感しました。同時に、あらためて発信内容には注意を払わなければならないとも思います。今後とも、教育に関心ある人々に、ほんの少し(笑)益ある情報を発信していきたいと思います。
 学会ではまれにこういう風に声をかけられます。このブログの書き甲斐を感じるとともに、人とのつながりを実感できて幸せです。授業や仕事以外での孤独感を常に感じていますが(人付き合いに淡泊かつ下手な自分のせいですが笑)、私は一人ではないのですね。

 さ、仕事いこ。

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