<10月01日プレイリスト>
[棚からひとつかみ]
シングル・アゲイン/徳永英明 "ヴォーカリスト 2" '06
HOPE/QUICKSILVER "QUICKSILVER" '71
I JUST WANT TO CELEBRATE/RARE EARTH' '71
I CAN'T STAND THE RAIN/MIKI HOWARD "PILLOW TALK" '06
PORTRAIT OF MY LOVE/STEVE LAWRENCE '61
EARLY AUTUMN/JOANIE SOMMERS "SOMMERS' SEASONS" '63
WE FOUND LOVE/THE DYNAMICS '78
2000tの雨/山下達郎 '78('03)
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■内容の一部を抜粋
・10月は秋の番組改変期
今季も変わらず番組続行。今日の放送は730回目。丸14年が過ぎ15年目へ。
・シングル・アゲイン
8月30日にリリースされた徳永英明のニュー・アルバム『ヴォーカリスト 2』に竹内まりやの「シングル・アゲイン」(1989年)のカヴァー・ヴァージョンが収録されている。徳永英明の『ヴォーカリスト』シリーズは日本の名曲を歌い継いでいく作品集。「意図しているわけではない」と本人は言ってるが女性ヴォーカリストの作品で占められている。第一弾には竹内まりやの「駅」のカヴァー・ヴァージョンが収録された。
・HOPE
'60年代を代表するサンフランシスコのロック・グループ「クィック・シルバー・メッセンジャー・サービス」。'60年代の後期にヴォーカルがニューヨーク出身のディノ・ヴァレンティノに交代してから音楽性が変わりメンバー・チェンジが繰り返された。「HOPE」は1971年のアルバム『QUICKSILVER』のA面1曲目。ヴェトナム戦争真っ只中に「希望を持って進もう」と歌った。
・I JUST WANT TO CELEBRATE
レア・アースはデトロイトの5人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループでいわゆるブルー・アイド・ソウルの範疇に入るグループ。
・I CAN'T STAND THE RAIN
ミキ・ハワードのニュー・アルバム『PILLOW TALK』から。'80年代にデビューしたミキ・ハワード。最初はソウル・フィールドで活躍していたがジャズに転向した。タツローさんの大好きなシンガーだがもう少しコンテンポラリーな音楽を志向してほしいそうだ。ニュー・アルバム『PILLOW TALK』は昔の曲を歌ったアルバム。「I CAN'T STAND THE RAIN」はアンピープルズの1973年のヒットのカヴァー・ヴァージョン。タツローさん曰く「ミキ・ハワードの声質に合ってる」。
・PORTRAIT OF MY LOVE
「PORTRAIT OF MY LOVE」はトーケンズのヒット曲。オリジナルはスティーブ・ローレンスの1961年のベストテン・ヒット。
・スポーツネタで棚からひとつかみ
ワールド・カップの時に特集した「スポーツネタで棚からひとつかみ」はまだ曲がたくさん残っているので、来週の体育の日にあわせてオンエアする予定。
その後はソングライター特集の予定。
竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディングが佳境に入ってきたので10月、11月はリクエストを交えた「棚つか」になるとのこと。
・EARLY AUTUMN
ジョニー・ソマーズの『SOMMERS' SEASONS』(1963年)。昨年の暮れに発売された紙ジャケCD。初CD化。四季折々の歌が12曲並んでいる。プロデュースはスタン・アップルバーグ。名アレンジャーなのでアレンジが素晴らしい。「EARLY AUTUMN」はもともとウッディ・ハーマンのオーケストラのために書かれた曲。スタン・ゲッツのサックスで有名になり、1952年にジョー・スタッフォードがヒットさせた。
・WE FOUND LOVE
ダイナミックスはデトロイト出身の4人組の黒人ヴォーカル・グループ。「WE FOUND LOVE」は1978年、コロンビアからのシングル。
・DOWN TOWN
「DOWN TOWN」は"DOWN TOWNへくり出そう"じゃなくて"DOWN TOWNへくり出そお"と歌わないと駄目なんだそうだ。「なぜか言われてもそうしたいからとしか言いようがありません」とタツローさん(笑)。
・2000tの雨
二十歳の女性から亡くなった父が大好きだった「2000tの雨」のリクエスト。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
10月08日は、レギュラー・プログラム「スポーツネタで棚からひとつかみ」