Motoharu Radio Show #017

2009年09月09日 | Motoharu Radio Show

2009/09/08 OnAir - 2nd Week
01.The Ronettes:Be My Baby
02.The Crystals:Then He Kissed Me
03.Diane Birch:Don't Wait Up
04.Diane Birch:Nothing But a Miracle
05.Madeleine Peyroux:I'm All Right
06.Les Paul & Mary Ford:How High the Moon
07.The Doobie Brothers:What a Fool Believes
08.Marvin Gaye:Mercy Mercy Me (The Ecology)
09.Daryl Hall & John Oates:Sara Smile
10.Chicago:Saturday In the Park
11.Elton John:Daniel
12.Randy Newman:Sail Away
13.Todd Rundgren:I Saw The Light
14.佐野元春:レイナ
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■内容の一部を抜粋
・Be My Baby
ロネッツの「Be My Baby」。
リスナーから「エリー・グリニッチに最大のリスペクトを込めて」とリクエストがあった。
「この曲がヒットしたのは'60年代。よい曲というのはいつ聴いてもいいですよね。『Be My Baby』、この曲を書いたのは'60年代アメリカン・ポップスの名ソングライターといわれるエリー・グリニッチ。残念ながら先月亡くなりました。エリー・グリニッチ、'60年代、フィル・スペクターのブレーンのひとりでした。手掛けたグループはロネッツ、クリスタルズ、ディキシー・カップス。パートナーのジェフ・バリーと組んで多くのヒット・ソングを作りました」と元春。

・Then He Kissed Me
エリー・グリニッチを追悼してもう1曲。クリスタルズの「Then He Kissed Me」。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月9月の「3PICKS!」はニック・ロウ『Quiet Please... The New Best Of Nick Lowe』、ダイアン・バーチ『bible belt』、そしてベン・ハーパー『White Lies For Dark Times』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はダイアン・バーチ。

・ダイアン・バーチ
ダイアン・バーチ、26歳。現在ニューヨークに住んでいるシンガー・ソングライター。子どもの頃は宣教師の父親と一緒にいろいろな街を旅していた。ポップ・ミュージックに目覚めたのは13歳の頃。もともと音楽的にとても耳が良くてピアニストとしても仕事をしていたことがあるそうだ。アルバム『bible belt』がダイアン・バーチにとってのデビュー・アルバムとなる。今回はこの中から「Don't Wait Up」と「Nothing But a Miracle」。

・I'm All Right
マデリン・ペルーの「I'm All Right」。「彼は私を泣かせる/彼はベッドで葉巻を吸う/彼は酔っぱらってモノを投げつける/それでもいい/彼に会うまで私は寂しかったんだから」と歌ってるそうだ。

・How High the Moon
「ギターに詳しい人ならこの人の名前を知らない人はいないと思います。レス・ポール。今夜はちょっと訃報が続いて残念なんですが、そのレス・ポール氏が先月94歳で亡くなりました。ジャズ・ギタリスト、ソングライターだけではなく、オリジナルのギターを作って、多重録音の手法を編み出して、マルチ・トラック・レコーダーを発明したという、僕らミュージシャンからしたら本当に感謝すべき人です。レス・ポール氏が発明したギターはその後、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジなど多くのギタリストたちに愛されました。フェンダー・ギターを発明したレオ・フェンダーと並んでエレクトリック・ギターの歴史を作った偉大な人です。レス・ポール氏の功績を称えてここで1曲彼のレコードを紹介したいと思います。シンガーで奥さんのメアリー・フォードと作った'50年代のヒット曲『How High the Moon』」と元春。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は「慶應ECO」。慶應義塾大学の環境サークルでキャンパス内の美化を通じて学生の環境意識を高めることを目的に1991年設立。現在100人のメンバーで活動している。キャンパン内の売店でのレジ袋有料化運動をはじめ、いらなくなったプリントなどの古紙を教職員から回収し分別を行っている。また学園祭ではリサイクルできる食品容器を模擬店に導入したり保管期限が切れた落とし物でチャリティ・バザーを開催。収益を環境団体に寄付している。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・What a Fool Believes
ドゥービー・ブラザーズの1978年のヒット。

・僕のBringing It All Back Home
「今週来週と2週に渡って特集を組んでみました。題して『僕のBringing It All Back Home』。僕が多感だった頃、'70年代'80年代に僕の周りにどんな音楽が流れていたか、当時を楽しく振り返りつつレコードを紹介していきたいと思います」と元春。

・Mercy Mercy Me (The Ecology)
マーヴィン・ゲイの「Mercy Mercy Me (The Ecology)」。
「この曲が出たのは1971年。米国ではちょうどこの頃エコロジーという言葉がでてきました。現在の地球的なエコロジー運動のはじまりがここにあったわけです。今聴いてもらったマーヴィン・ゲイの『Mercy Mercy Me (The Ecology)』。この曲ではこんなことが歌われています。なんてことだろう/何もかもが昔と変わってしまった/大地も空も熱で覆われてしまっている/動物や鳥たちは今にも死にそうな状態だ 当時R&Bの世界でこのように社会的なテーマの歌は珍しかったこともあってレコード会社は当初発売に消極的だったということです」と元春。

・Sara Smile
1976年、ホール&オーツにとって初のトップ10ヒットとなった。

・Saturday In the Park
シカゴの1972年のヒット。

・ブルース
「'70年代の中盤。僕が18歳くらいの頃。今と同じようにバンドを持ってました。僕らよく東京渋谷宮益坂にある小さなスタジオで練習をしていました。ドラムス、ギター、ベース、ピアノ。僕はピアノを弾いてました。よくセッションというとブルースを演奏してました。よく晴れた冬のある日、アマチュア時代のリハーサル・スタジオ。僕ら無言のままセッションは1時間も2時間も続きました。'70年代、まだ今のように情報に溢れてない時代。僕らの合い言葉は『ブルース』でした」と元春。

・Change
リスナーから「Changeという言葉だけが流行ってて、現実にこの世の中が一変することは期待できないけれど、せめて優しい夢を見て目覚めた朝、何かが少しだけ変わってくれてたらいいなと思います」というコメント。
「そうだね。Changeといえば今、国の体制が変わりつつあります。政権が自民党から民主党へと移りました。まっ、僕は悪くないと思っています。是非、この機会に新しいヴィジョンを持ったよい人材が一度民主党にみんな集まってみたらどうかと思います。これから変わってゆく社会。楽しみです」と元春。

・ザ・ソングライターズ
「僕は今、NHK教育テレビで『佐野元春のザ・ソングライターズ』という番組をレギュラーでやってます。この番組では毎回、国内の優れたソングライターたちを招いて、ソングライティングの秘密についていろいろと話を伺ってます。場所は僕の母校立教大学の講堂で行ってます。来週再来週の土曜日、19日、26日になりますけれど、ゲストにDragon Ashの降谷建志さんを招いています。NHK教育テレビ、夜11時25分からの放送。時間のある方は是非ご覧になってください」と元春。
http://www.nhk.or.jp/songs/song-w/

・レイナ
「今夜は『僕のBringing It All Back Home』と題して僕が多感だった頃、'70年代のヒット・レコードを集めてみました。そうですね、やはり多感な頃聴いたこの'70年代の音楽。時が経っても僕の心に自然に響きます。最近の僕の音楽から1曲聴いてください。'70年代音楽のマナーでアレンジした曲です。アルバム『THE SUN』から[レイナ]」と元春。

・番組ウェブサイト
「番組では引き続き曲のリクエストを募集しています。思い出の曲、聴いてみたい曲などあったら番組ウェブサイトを使って送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
コメント
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