2011/05/10 OnAir - 1st. Week
01.Nick Lowe:Cruel to Be Kind
02.Darlene Love:Wait Til' My Bobby Gets Home
03.Aretha Franklin:Evil Gal Blues
04.Cyndi Lauper:Rollin' and Tumblin' (feat. Ann Peebles)
05.Paul Simon:The Afterlife
06.Paul Simon:Love Is Eternal Sacred Light
07.The Strokes:Under Cover of Darkness
08.The Kills:Nail In My Coffin
09.TV On the Radio:Will Do
10.Lucinda Williams:Buttercup
11.The Foundations:Build Me Up Buttercup
12.佐野元春:コヨーテ、海へ
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・Cruel to Be Kind
「いつ聴いても楽しくなりますね」と元春。
・Wait Til' My Bobby Gets Home
ダーレン・ラブの「Wait Til' My Bobby Gets Home」は'60年代、フィル・スペクターのプロデュース作品。
「毎日電話してくれてうれしいけど、あたしはボビーが帰ってくるのを待ってるの」
そんなふうに歌っている。
・Evil Gal Blues
・Rollin' and Tumblin'
女性ヴォーカルによるブルース。アレサ・フランクリンの「Evil Gal Blues」、そしてシンディ・ローパーがマディ・ウォーターズの「Rollin' and Tumblin'」をカヴァー。アン・ピーブルズとデュエットしている。
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月5月の「3PICKS!」はポール・サイモン『So Beautiful Or So What
・ポール・サイモン
アメリカのシンガー・ソングライター。1941年生まれ、現在70歳。同じアメリカのシンガー・ソングライター、ボブ・ディランと同い年。ユダヤ系アメリカ人という点でもディランとポール・サイモンは一緒。「明日に架ける橋」のヒットで知られるサイモンとガーファンクル。1964年にデビュー。「The Sound Of Silence」という曲が大ヒットして世界中で知られるようになった。その後、ソロとしてはじめたのが1970年。この頃からポール・サイモンの音楽はそれまでのフォーク、ポップから、レゲエやスカ、アフリカのビートと取れ入れて音楽がリズム的に豊かになった。特に1986年に出した『Graceland』というアルバム。このアルバムでは南アフリカのミュージシャンたちとセッションして、それまでになかった新しい音楽を作った。ただ、このアルバムは高く評価される一方で批判もあった。当時、南アフリカではアパルトヘイト政策といって白人と非白人を区別するような政策がとられて世界的に批判の対象となっていた。そこでこのポール・サイモンの『Graceland』というアルバムがそうした南アフリカのやり方を容認するようなものなんじゃないか、そのような批判があった。また、音楽的にも白人のポール・サイモンは商業的にアフリカの音楽を利用してるんじゃないかという意見もあって大きな論争が起こった。ただこの『Graceland』というアルバムは本当に純粋にアフリカ音楽の素晴らしさが表現されていたので、結局南アフリカ出身やほかのミュージシャンの支持も得て、2年連続グラミー賞を受賞するという結果になった。そんなポール・サイモンの新しいアルバムが5年ぶりにリリースされた。アルバム・タイトルは『So Beautiful Or So What
・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/
今週は「PangeaSeed」。日本で初めて鮫を保護することの必要性を訴えて、その認識を高めるために活動している団体。2009年より関東を拠点に様々な試みを行ってきた。
・Under Cover of Darkness
ストロークスの新しいレコードから。
・Nail In My Coffin
キルズ。
・大瀧詠一
2週に渡って特集した「大瀧詠一」が大好評だったそうだ。リスナーからのコメントを読んで。
元春 : それにもましてトークのおもしろさですよね。ホント、できるだけ早く大瀧詠一DJ、「GO! GO! NIAGARA」の復活を望みたいところです。
元春 : そういえば僕はNHK教育テレビで「ザ・ソングライターズ」という番組をやってます。毎回国内の優れたソングライターをゲストに招く対談番組なんですが、ダメ元で大瀧さんに出演の依頼をしたところ、やっぱりダメでした。で、先日このMotoharu Radio Showに出ていただいたとき、「佐野くん、今日はラジオ版『ザ・ソングライターズ』いこうよ」と言ってくれて、あぁ、大瀧さん、やっぱりやさしい人だなと思いました。とにかく大瀧さんはテレビに映るのと、写真を撮られるのが嫌いなんですよね。なぜかなと思います。味のある、なんというか、一癖ある性格俳優のようないい顔をしてるので、これからはどんどんメディアにも出ていただきたいと、そんなふうに思ってるんですが、どうでしょうか?
・Will Do
TVオン・ザ・レディオの新しいレコードから。
・Buttercup
ルシンダ・ウィリアムスの新しいレコードから、エルヴィス・コステロと共演した曲。
・Build Me Up Buttercup
バターカップ繋がりで選んだ曲と元春。'60年代ファウンデーションズの「Build Me Up Buttercup」。
・振替公演
元春 : 3月13日、東京国際フォーラムで予定していた30周年のファイナル公演が震災を受けて延期となってました。あの時期、延期になった公演はかなりの数だったと思います。プロモーターの方、大変だったと思います。そこで振替公演といっても会館側で既に予約が詰まっていれば振替の日を取るのが相当厳しかったんじゃないかと思います。そうした中、6月18日、6月19日、土日の週末ですね、開催が決まりました。これ本当に幸運としか言えません。そのことに感謝して当日は僕とバンド、ファイナルにふさわしい最高のライヴにしたいと思います。チケットを持ってる方、是非楽しみに待っていてください。
・コヨーテ、海へ
元春 : この度の震災被害に遭われた地域はまだまだ大変な状況が続いてますが、5月の明るい日差しを受けて少しずつ回復から再生へと向かいつつあります。人間や自然が持ってる力強い自己回復力を信じてます。引き続き支援を続けます。
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/