Sunday Song Book #1205

2015年11月15日 | Sunday Song Book

2015年11月15日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. MAGIC TOUCH / 山下達郎 "コージー" '98
2. LOVELY DAY / BILL WITHERS '77
3. DON'T TAKE YOUR SWEET LOVIN' AWAY / GHETTO CHILDREN '75
4. ON A MAGIC CARPET RIDE / KIKI DEE '68
5. THINK ABOUT TOMORROW / THE ETHICS '68
6. SMILING DAYS~ほほえみの日々~(60sec) / 竹内まりや '15
7. LOVE DON'T LET ME DOWN / BOBBY BLOOM "WHERE ARE WE GOING" '70
8. 群青の炎 / 山下達郎 "コージー" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
今年のツアーは12本が終了して今日と明日は神奈川県民ホール。
半蔵門のTOKYO FMのスタジオ、いつも収録している4スタが新装して壁がきれいになったという。古いテープレコーダーを取り外したら部屋が広くなったとか。二週間地方を回って帰ってきたらスタジオがきれいになっていたそうだ。前は照明が暗くて押し入れの中で番組の収録をしているみたいで、ものが見えにくかったけれど、照明が明るくなってだいぶ楽になったと達郎さん。

・PERFORMANCE 2015-2016
山下達郎デビュー40周年。「PERFORMANCE 2015-2016」は40th Anniversaryのツアー。35都市64公演で半年に渡るロング・ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」。ツアーに関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・指先のケア
リスナーから「ミュージシャンの方は喉以外にも指先のケアもされてるかと思いますが、達郎さんはじめメンバーの方はどのようなケアをされてるのでしょうか?」という質問。
達郎さんとギタリストの佐橋佳幸さんは爪が割れないように、爪の補強、特に人差し指の爪が割れないようにしてるとか。他は別にしてないそうだ。

・棚からひとつかみ
今週はレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」。

・MAGIC TOUCH
1998年のアルバム『COZY』から「MAGIC TOUCH」。なぜかリクエストがまとまってきたという。

・LOVELY DAYS
ビル・ウィザースの1977年のアルバム『MENAGERIE』からのシングル・カット「LOVELY DAYS」。君を見ると今日一日が素敵な日になるような気がする、という明るい歌。1977年、全米ソウル・チャート6位、全米チャート30位。

・DON'T TAKE YOUR SWEET LOVIN' AWAY
ルーレット・レーベルのR&Bから。ゲットー・チルドレンはフィリーのグループだが実態はよくわからない。プロデュース、アレンジはボビー・マーティンなので典型的なフィリー・ダンサー。1975年のゲットー・チルドレンのシングル「DON'T TAKE YOUR SWEET LOVIN' AWAY」。

・ON A MAGIC CARPET RIDE
2011年にイギリスのRPMからキキ・ディの'60年代の作品を収録したコンピレーションが出ている。キキ・ディは'70年代に入ってエルトン・ジョンのロケット・レーベルからヒットがたくさん出たけれど、'60年代からずっと活動していてフォンタナでかなりの数の作品を作っている。フォンタナでの最後のシングル、1968年のシングルのB面「ON A MAGIC CARPET RIDE」はテディ・ランダッツオの作品。リアル・ステレオ。

・個人的に気に入ってる会場は?
リスナーから「達郎さんが個人的に気に入ってる会場は?」という質問。
中野サンプラザは達郎さんのホームグラウンドだけどホールとしてはちょっと使いにくいホールなんだそうだ。達郎さんの場合はオーケストラピットを潰してステージを客席側に出してやらないとちょっと回りこみが激しいとか。NHKホールのほうがそういう意味では遥かにやりやすいという。大阪フェスティバルホールは壊す前のところはほんとうに最高で、新しくなっても根性が入ってるとか。でも好きなホールは釧路市民文化会館、鹿児島市民文化ホール、長野、このあいだの倉敷、だいたい'80年代に作られた何とか文化ホールはおしなべて割といいところなんだそうだ。

・THINK ABOUT TOMORROW
ジ・エシックスは'60年代から'70年代あたまに何枚か作品を出したフィリーのグループ。リード・ヴォーカルのロン・タイソンは裏声の綺麗な人。この人を含めて後にラヴ・コミッティーというグループに変わって、ロン・タイソンはその後、テンプテーションズのメンバーになる。ジ・エシックスの1968年のファースト・シングルで「THINK ABOUT TOMORROW」。

・SMILING DAYS ~ほほえみの日々~
最近、まりやさんがベルメゾンのBELLE MAISON DAYS(ベルメゾンデイズ)のCMソングをやっている。今日はテレビでオンエアされてる「SMILING DAYS ~ほほえみの日々~」の60秒のCMサイズ。「まだCD化の予定はわかりません。この先でございますね。気長に」と達郎さん。

・LOVE DON'T LET ME DOWN
日本でもリイシューCDがたくさん出ている。その中からソニー編。7月29日にカマストラ、ブッダの作品がどっと出た。
ボビー・ブルームの1970年のアルバム『WHERE ARE WE GOING』は名盤だが割りとデモに近い音でモノラル。ボビー・ブルームは作曲家としてたくさんヒット曲を持っている。代表的なものはトミー・ジェームズ & ションデルズの「MONY MONY」、1910フルーツ・ガム・カンパニーの「INDIAN RIVER」、ステイプル・シンガーズのデビュー・ヒットになる1971年の「HEAVY MAKES YOU HAPPY」、それから自ら1970年に「MONTEGO BAY」というヒット曲がある。「MONTEGO BAY」がベスト10ヒットになったのでブッダ、カマストラがソングライターとしてのデモをまとめてアルバム化したのが『WHERE ARE WE GOING』。主としてアンダース & ポンシア、ジョン・リンド、ボビー・ブルームの4者による共作で構成されているアルバムで名曲がたくさん収められている。今日はその中から達郎さんの好きな「LOVE DON'T LET ME DOWN」。
曲をかけ終えて。
「このボビー・ブルームという人はギリシヤ彫刻みたいなルックスをした人。しかも声が本当に素晴らしい。このとき24歳。この4年後、1974年に銃の暴発で28歳で亡くなってしまいます。生きていたらもっと素晴らしい曲を書いていたと思いますけれど。ちょうど僕、シュガーベイブやってるときで、このボビー・ブルームの死を聞いて、渋谷のジアンジアンというライヴハウスで演奏してるときに『MONTEGO BAY』を歌ったことがあります。追悼の意味を込めて歌いますとかいって。私は21でございましたが若さゆえっていうアレですね。それを思い出しますが。ボーナス・トラック付きのうれしいリイシューです」と達郎さん。

・今ツアーすべて終えると通算ライヴが760回
リスナーのお便りによると...
1976年7月30日の下北ロフトの初ライヴから2014年10月10日の名古屋ボトムラインまでライヴ公演回数は686回。今回のツアー64本を入れると760回。40年で760回だから年平均19回。あと240公演で1000回。これから毎年25回ライヴを行うと10年で1000回になるそうだ。

・小さい頃から大きかったですか?
リスナーからの「小さい頃から大きかったですか?」という質問。
中学生の頃は大きいほうでかなり後ろのほうだったとか。運動は苦手で通知簿は3だったとか。今は172センチで65キロくらい。

・群青の炎 - ULTRAMARINE FIRE -
最後も1998年のアルバム『COZY』から「群青の炎 - ULTRAMARINE FIRE -」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

11月22日は引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp
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