THE MUSIC OF NOTE - Motoharu Radio Show #08

2020年08月21日 | Motoharu Radio Show

第8回:チルアウトミュージック
Etro Anime - Summer Rain
Astrud Gilberto - Here's That Rainy Day(Koop Remix)
Gipsy Kings - Un Amor
The Beach Boys - Keep An Eyes On Summer
Jack Johnson - Sitting, Waiting, Wishing
佐野元春 & The Hobo King Band- 遠い声
Norah Jones - I'm Alive
Norah Jones - Hurts To Be Alone
Sting - Bring On The Night ~ When The World Is Running Out(LIVE)
Diana Krall - Walk On By
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■内容の一部を抜粋
佐野元春 : こんばんは。佐野元春です。さて今夜のテーマ、「CHILL OUT MUSIC」。落ち着いた夏の夜の音楽を特集します。THE MUSIC OF NOTE、Motoharu Radio Show。DJ、佐野元春でお送りします。

・Summer Rain

佐野元春 : ニューヨークのエレクトロニック・バンド、エトロ・アニメ。曲は「Summer Rain」。2020年、今年の夏はちょっと奇妙な夏。バカンスという言葉が遠い昔のようです。今夜のMotoharu Radio Show、特集「CHILL OUT MUSIC」。落ち着いた夏の夜の音楽を集めています。

・Here's That Rainy Day(Koop Remix)
アストラッド・ジルベルトの「Here's That Rainy Day」。スゥエーデンのDJユニット、KoopによるRemix Version。

・Un Amor
・Keep An Eyes On Summer

佐野元春 : Motoharu Radio Show、特集「CHILL OUT MUSIC」。ジプシー・キングス「Un Amor」。そしてビーチボーイズ、今聴いたのは夏の夜のひとときにこの曲いいかなと思って選んでみました。「Keep An Eyes On Summer 」。

佐野元春 : Motoharu Radio Show、今夜のテーマはチルアウト。日本語だと落ち着くという意味でしょうか。ゆっくりリラックスするという感じだと思います。90年代にはクラブ・カルチャーの中でこのチルアウトという言葉はポピュラー音楽のジャンルのひとつとして使われました。テンポはゆるめで、聴いてきてリラックスする音楽ですね。似たようなジャンルでいうとアンビエントというのがあります。そして少し時代を遡るとクロスオーバーというのもありました。チルアウト、アンビエント、クロスオーバー。言い方はいろいろありますけれども、なにかクールダウンしたいときに聴きたい音楽。その点で共通していると思います。 Motoharu Radio Show、今夜の特集は「CHILL OUT MUSIC」。夏の夜の音楽を集めています。

・Sitting, Waiting, Wishing
・遠い声

佐野元春 : ジャック・ジョンソン「Sitting, Waiting, Wishing 」。そして今聴いていただいたのは僕のレコード、佐野元春 & The Hobo King Band、曲は「遠い声」。これは2004年に出した『The Sun』というアルバムに入ってる曲です。当時一緒にやっていたバンド、ザ・ホーボーキングバンドとのセッションですよね。久しぶりに聴きましたけれども、バンドのみんな、すごくいい演奏してくれていました。 THE MUSIC OF NOTE、Motoharu Radio Show。夏の夜の「CHILL OUT MUSIC」。続きます。
ノラ・ジョーンズが新譜を出しています。1979年生まれ、現在41歳。ニューヨークに住んでいるということです。お父さんはインド人のシタール奏者、ラビイ・シャンカールですね。ビートルズと親交があったことでもよく知られています。そのノラ・ジョーンズ、新しいアルバムが届いています。アルバム・タイトルはPick Me Up Off The Floor。いろいろな人とコラボレーションして作ったアルバムのようです。意外だったのはジェフ・トゥイーディと共作している曲があります。バンド、Wilcoのリーダーですね。もともとノラ・ジョーンズがジェフ・トゥイーディのファンだったということ。「一緒にコラボレーションしようよ」ということで、今回何曲か作ってみたということです。その曲後で聴いてみたいと思います。ノラ・ジョーンズの新作、僕も聴きましたけれども、とてもいいですね。ソングライティングも素晴らしいです。興味のある方は是非、アルバムも聴いてみてください。では先ほど話に出たジェフ・トゥイーディとの共作、曲は「 I'm Alive」。そしてアルバムからもう一曲「Hurts To Be Alone」。2曲続きます。

・ I'm Alive
・Hurts To Be Alone

佐野元春 : 今こうしたパンデミックの中、僕らミュージシャンはなかなかコンサートが開催できないという状況が続いています。番組最初のほうでかけたジプシー・キングス。彼らも今年のツアーは諦めて、ツアーの再開は来年の春ぐらいを考えているということ。そうですね、それまでは配信なども含めて、いろんなところで実験的にライヴが行われるだろうと思います。夏といえばサマー・フェスですよね。残念ながら今年の夏のフェスはすべて延期、または中止ということになっています。正直に言って早くライヴに行きたい、そう思っている方も多いと思います。ということで今夜はライヴのレコードを聴いてみたいと思います。これは1985年のライヴ。スティングですね。彼がポリスを解散してソロとしてキャリアをはじめたときのライヴですね。アルバムのタイトルはBring On The Night。ヴァッキング・ミュージシャンが素晴らしいです。ベース:ダリル・ジョーンズ、ドラムス:オマー・ハキム、キーボード:ケニー・カークランド、そしてサキソフォンにブランフォード・マルサリス。ジャズ系のトップ・ミュージシャンたちですね。これだけのメンツを集められたということはすごいことだと思います。ではスティング、1986年にリリースされたライヴ・アルバムから、これちょっと長いんですけれども聴き応えのある演奏、ライヴ会場にいるような感じで聴いてみたいと思います。「Bring On The Night」そして「When The World Is Running Out」のメドレー、スティング。

・Bring On The Night ~ When The World Is Running Out

佐野元春 : さて、残り時間も少なくなってきました。THE MUSIC OF NOTE、Motoharu Radio Show。今夜は夏の夜の「CHILL OUT MUSIC」。特集してみました。楽しんでいただけましたか? ここでちょっと僕からのお知らせです。今、僕の40周年記念のフィルムフェスティバルというのをインターネットでやっています。毎月いろいろな映像を流しているんですけれども、次回は8月26日ですね。8月26日のよる9時からやります。そのときの映像なんですけれども、自分が三十代だった頃、イギリスに行ってレコーディングをしました。『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』というレコードを作ったときのことです。そのときのレコーディング・ドキュメンタリーを公開したいと思います。これ自分で言うのも何なんですけれども、ピート・トーマスやブリンズリ―・シュワルツといったイギリスのパブロック・ミュージシャンたちとのセッションのドキュメンタリーですね。かなり貴重ではないかと思います。時間がある方は是非、今チケット売ってるので観に来てください。佐野元春40周年記念フィルムフェスティバルのお知らせでした。
CHILL OUT MUSIC、特集最後はダイアナ・クラールのレコード。スタイルはジャズ・ヴォーカルですね。バート・バカラック作曲、ディオンヌ・ワーウィックが歌ってヒットした曲をカヴァーしています。ダイアナ・クラール、「Walk On By」。今夜はこの曲を聴きながらお別れです。

・Walk On By

佐野元春 : 今夜のMotoharu Radio Show。楽しんでいただけましたか? 来週はオルタナティヴ・カントリーのレコードを特集したいと思います。THE MUSIC OF NOTE、Motoharu Radio Show。次回の放送は来週8月28日、よる9時から。同じステーション、同じ時間でみなさんとお会いしたいと思います。DJ、佐野元春。ではまた来週。
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