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11月5日(日)。
どういった経緯で日本科学未来館を知ったのか、よく思い出せないのだが、ある日何気なく見ていたテレビで紹介されていたような記憶がある。場所は台場にあるので新橋からゆりかもめに乗った。「船の科学館」で降りて、東京国際交流館の中を歩いた。そこに日本科学未来館はあった。
1階から5階までが吹き抜けになっていて、そのシンボル・ゾーンに直径6.5メートルの球体ディスプレイ「ジオ・コスモス」が浮かんでいた。LED(発光ダイオード)100万個が埋め込まれていてキラキラと輝いていた。「宇宙から見た今の地球」ということだった。周りには坂本龍一プロデュースによる音楽がながれていたというが、そういうことには全く気づかなかった。
シンボル・ゾーンの3階から5階まではスロープになっていてジオ・コスモスをぐるりと一周するかたちで上まで歩いていけるようになっていた。そのスロープを「オーバル・ブリッジ」(円のスロープ)というそうだ。面白そうだからと歩いて登ったところ、ガラス窓の壁付近で足が前に出なくなった。そう、僕は高所恐怖症だったのだ。引き返そうかなと思ったが、4階にあたるところに簡易喫茶室があったのでそこまで昇ることにした。そこから別の場所に歩いていけるだろうと思ったのだ。がしかし、そこは本当に休憩場所でしかなかった。こうなると降りるほうが下を見るわけだから恐い。ひたすら目の前のスロープだけを見てなんとか昇ることにした。心臓が破裂するんじゃないかと思った(苦笑)。
「オーバル・ブリッジ」は5階に到達するわけだが、最後の通路の片側に歴代の宇宙飛行士の名前が書かれたプレートがあった。このフロアには実物の「しんかい6500」や「スーパーカミオカンデ」のミニチュアが展示されていた。
6階にはドーム・シアター「GAIA」があった。ここには日本科学未来館の入館券を買った上で、入場券を予約しないと中には入れないそうだ。つまり当日券しか販売しないということだ。中にはプラネタリウムがあるそうだ。