暗やみの色[日本科学未来館(2)]

2006年11月18日 | 東京

ざっと日本科学未来館を上から下まで見た後、一度下に降りてミュージアム・ショップを覗いた。レイハラカミのCDが置いてあった。不思議に思って周辺の商品やディスプレイを見たら、どうやらドーム・シアター「GAIA」のプラネタリウムでは「暗やみの色」という番組を上映中で、その音楽をレイハラカミが担当したということらしかった。

そういえば矢野顕子がNHK-FMの「サウンド・ストリート21」でゲストに原田郁子を迎えた時、そんなふうな話題があったことを思い出した。原田郁子はナレーションを担当していて、谷川俊太郎の詩を朗読しているとのことだった。「暗やみの色」に興味を抱いた僕は、まずレイハラカミの「暗やみの色」のCDを探してみたがミュージアム・ショップには置いてなかった。「暗やみの色」の関連商品はガイドブック(300円)だけだった。

それでガイドブックを購入し、ドームシアター「GAIA」に戻って次回の上映の予約をすることにした。午後早くからの上映に間に合いそうだった。しかしこの時点でこの日は午後4時すぎの上映まで席が売り切れていた。日曜日だったことをすっかり忘れていた。午後4時には帰りの新幹線に乗ることになっていたので諦めた。ふっと力が抜けた。うまくいかないときはこんなものだ。そこで踏ん切りがついたので日本科学未来館を後にすることにした。

帰宅後、ネットで調べると「暗やみの色」の上映は今年12月で終る予定だそうだ。さらにレイハラカミが担当した「暗やみの色」のCDは今年の7月に限定3,000枚でリリースされていた。こちらももうすでに在庫はない状態だ。音楽の一部はポッドキャスト「MEGASTAR-2 cosmos『暗やみの色』」(無料)で聴くことができる。僕に残されたのはガイドブックと、このポッドキャストだけだった。

もう今年中に東京へ行くことはないだろう。僕は致命的な失敗をしてしまった。あの時、新幹線の乗車時間をもう1時間遅らせても何も問題はなかったのだ。後悔してもはじまらないが、あまりにも悔しい。

追記
iTunes Storeに『暗やみの色』ありました。

レイ・ハラカミ feat. 原田郁子

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