個人サイトにアルバム『Ray Of Hope』のレビューをアップしました。
よろしくお願いします。
「蒼氓(そうぼう)」という曲が僕の胸を打つようになったのは一体いつからだろう。
個人サイトを開設して12年が経つ。答えはこの中にあった。
アルバム『僕の中の少年』のレビューでこんなふうに書いていた。
「蒼氓(そうぼう)」という曲はゴスペルで非常に深く心を震わせる。祈りの気持ちが込められていて素晴らしい。当時はそんなことにも気がつかずに聴いていた。Performance '98-'99を聴きに行って、「蒼氓」のコーダに「Caravan of Love」,「Get Together」,「私たちの望むものは」,「People Get Ready」が挿入されたヴァージョンを聴いて、"無名の民である人間の生"をテーマにした重厚さに圧倒された。本当に素晴らしいパフォーマンスだった。
アルバム『僕の中の少年』で聴いたときは深くコンタクトする楽曲ではなかったようだ。
それが「Performance 1998-1999」で圧倒的な演奏を聴いて心を震わせたのだと。
10年かけて、年齢でいうと30代前半になってようやく。
僕にとって「蒼氓」は山下達郎の代表曲となったが、
楽曲としてその文脈を引き継ぐ作品がなかった。
今回のアルバム『Ray Of Hope』のタイトル曲「希望という名の光」はどうだろう。
シングルで出た時のファースト・インプレッションでは絶賛してない。
やはり震災以降に歌の意味が変わってしまった楽曲なのだ。
今後、この「希望という名の光」が、
そしてアルバム『Ray Of Hope』がどのようになってゆくのか、見守っていきたいと思う。
[おまけ]
タワレコの「NO MUSIC, NO LIFE」のポスターに達郎さん。