Sunday Song Book #1413

2019年11月10日 | Sunday Song Book

2019年11月10日プレイリスト「リクエスト特集」
1. RECIPE(レシピ) / 山下達郎 10月09日発売ニュー・シングル
2. MIDNIGHT AT THE OASIS / MARIA MULDAUR '74
3. SHE'S NOT LIKE ANY GIRL / THE GIBSONS '67
4. AIN'T LOVE WONDERFUL / THE FANTASTIC FOUR '67
5. A WOMAN OF THE WORLD / LAURA NYRO "WALK THE DOG AND LIGHT THE LIGHT" '93
6. WIVES AND LOVERS / ANDY WILLIAMS "THE WONDERFUL WORLD OF-" '64
7. HOT SMOKE AND SASAFRASS / BUBBLE PUPPY '69
8. いつか(SOMEDAY)(LIVE) / 山下達郎 "14/10/10 名古屋 BOTTOM LINE"
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。全国ホール・ツアー、PERFORMANCE 2019は残り4本。明日11月11日(月)、明後日12日(火)は風邪を引いて中止になった7月の中野サンプラザ公演の代わりで新装された渋谷公会堂、LINE CUBE SHIBUYA。これが終わると2本。11月19日(火)は難波弘之さんの病気のため延期になった6月10日の宇都宮の振替公演。12月1日(日)は熊本城ホールのメインホールのこけら落とし公演。

・リクエスト特集
今週も引き続いて「リクエスト特集」。リクエストの幅も昔に比べて広がってるので、いろいろヴァリエーションつけて「棚つか」みたいな感じで作れてるとか。

・RECIPE(レシピ)
10月20日(日)にスタートしたTBS系の日曜劇場の新番組『グランメゾン東京』。主演は木村拓哉さん。このドラマの主題歌を達郎さんが担当している。タイトルは「RECIPE(レシピ)」でこの間ずっとテレビ・サイズのショート・ヴァージョンしか放送できなかった。11月27日にシングル発売するので本邦初のフル・サイズをオンエア。「RECIPE(レシピ)」のカップリングは現在続行中のPERFORMANCE 2019からライヴ音源で「SOUTHBOUND #9」。1998年のアルバム『COZY』の収録曲で、長いことライヴでは演奏できなかったが、最近はいろいろと手練手管を使ってできるようになり、今年はじめて人前で演奏した作品。「ライヴがまだ1本残ってる段階で発売するんですけれど、まぁ気は心ですね。あまり、あの、まぁいいや。あまり理由になってないかもしれませんが(笑)。そういうことでございます。何がそういうことかわかりませんけれど(笑)」と達郎さん。「RECIPE(レシピ)」はドラマがフランス料理の話なのでそこに寄せた感じ。大人の臨場感あるドラマなので、音楽は優しめに、優しめに作ったそうだ。

・グランメゾン東京
https://www.tbs.co.jp/grandmaisontokyo/

・MIDNIGHT AT THE OASIS
マリア・マルダーの1974年の全米4位「MIDNIGHT AT THE OASIS」。邦題は「真夜中のオアシス」。エイモス・ギャレットのギターにみんなショックを受けたと達郎さん。ドラムはジム・ゴードン。プロデュースはレニー・ワロンカー、ストリングスはジャック・ニッチェ。マリア・マルダーはもともとジム・クウェスキン&ザ・ジャグ・バンドに在籍していて、ジェフ・マルダーと結婚してマリア・マルダーになった。

・SHE'S NOT LIKE ANY GIRL
達郎さんが最近買ったCDから。今週はリクエスト特集だが一曲だけ紛れ込ませたとか。ギブソンズはイギリスの4人組で素晴らしいハーモニーのグループ。シンバラインとの抱き合わせでそれぞれ14曲ずつ収録、リリースされた全作品をCD化したコンピレーション盤『60s UK HARMONY POP BATTLE ROYALE』がティーンズヴィルから9月にリリースされた。「SHE'S NOT LIKE ANY GIRL」は1967年の曲で、曲を書いてるのはロッキンベリーズのジェフ・タートン。ロッキン・ベリーズでも作品化されてる。邦題は「ただひとりのキミ」。

・AIN'T LOVE WONDERFUL
ザ・ファンタスティック・フォーはデトロイトの黒人ヴォーカル・グループ。1967年の全米R&Bチャート6位、全米63位の「THE WHOLE WORLD IS A STAGE」のB面で「AIN'T LOVE WONDERFUL」。B面なのでコンピにも入らない曲。

・カウベル
リスナーから「プラスティック・ラヴ」で三谷泰弘さんが叩いていた楽器はなんですか?」という質問。
「カウベルです。必死になって叩いています」と達郎さん。

・A WOMAN OF THE WORLD
ローラ・ニーロの1993年のアルバム『WALK THE DOG AND LIGHT THE LIGHT』(邦題は『抱擁 ~ 犬の散歩はお願いね、そして明かりはつけておいて』)の2曲め「A WOMAN OF THE WORLD」。訳詞しようと思ったが難解な詩なのでやめたと達郎さん。私は愚かな少女だったけれど今は成熟した大人だという女性の成熟に対する歌だとか。このときの来日公演を達郎さんは追っかけて大阪公演、名古屋公演と聴きに行き、名古屋の最終公演のあと、中華料理屋で二人で飲んだくれて、そのとき撮った写真は二人とも酔っ払った顔だが、とってもいい話が聞けたそうで、そんな思い出とともにある作品なのだという。

・断捨離
ツアーが終わればいよいよレコーディングに本腰を入れる予定だが、その前にいろいろと準備があって、今年中は仕事場の掃除、整理、CDの整理、山積みの本の整理と断捨離をはじめないといけないとか。

・スコット・ウォーカー
ツアーが一段落すればスコット・ウォーカーの特集を考えていて、その前に資料集めたりするのが大変だと達郎さん。

・WIVES AND LOVERS
アンディ・ウィリアムスがバート・バカラックの曲を録音した作品を教えてほしいというお便りを読んで。せっかくなのでバカラック作品をアンディ・ウィリアムスが歌った曲をオンエア。アンディ・ウィリアムスの1964年のアルバム『THE WONDERFUL WORLD OF ANDY WILLIAMS』は全米9位。この中に収録された「WIVES AND LOVERS」。ジャック・ジョーンズが「WIVES AND LOVERS」でグラミーを獲ったが、アンティ・ウィリアムスも歌がうまい。旦那様が浮気しないように、ちゃんときれいな格好をして家で待って、帰ってきたら彼の腕に飛び込んで、という歌。「今のジェンダー、アレからすれば、眉をひそめるような。でもまぁそういう時代ですから。50年以上前」と達郎さん。

・HOT SMOKE AND SASAFRASS
千葉県我孫子市の超常連のリスナーからしつこのリクエスト。バブル・パピーはテキサス、ヒューストンのサイケ・ロック・バンド。いわゆるワン・ヒット・ワンダー。1969年、全米14位の「HOT SMOKE AND SASAFRASS」。

・いつか(SOMEDAY)(LIVE)
2014年10月10日に名古屋のボトムラインで行われたライヴから「いつか(SOMEDAY)」。アンコールのいちばん最後の曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2019年11月17日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp

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