Sunday Songbook Playlist

2007年01月14日 | Sunday Song Book

<01月14日プレイリスト>
[「新春放談(ゲスト:大瀧詠一)」]
COBRA TWIST/大瀧詠一 "GO! GO! NIAGARA" '76
恋するカレン/大瀧詠一 "A LONG VACATION" '81
恋のナックルボール/大瀧詠一 "EACH TIME" '84
IT'S IMPOSSIBLE/PERRY COMO "IT'S IMPOSSIBLE" '70
あの娘に御用心/大瀧詠一 "GO! GO! NIAGARA" '76
針切り男/大瀧詠一 "GO! GO! NIAGARA" '76
A面で恋をして/NIAGARA TRIANGLE "NIAGARA TRIANGLE Vol.2" '82
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディングが再開された。1、2曲をもう1テイク録ってみようかという余裕が出てきたそうだ。

・ミュージシャンになって...
大滝さんはミュージシャンになったせいで、作る側の気持ちになって聴いてしまうようになり、それは失敗したと話す。作る側から離れて、少しは戻ってきたのかもしれないとも。まだミュージシャンになる前に、誰にも頼まれてないのにエルヴィス・プレスリーの作家別のリストを作っていたが、それと同じように今は'60年代のナッシュビルのレコーディング・データを作っているのだとか。しかし、これは全く発表するためのものではないのだそうだ。楽しむ方向がよいのだと。但し、発表する機会があればするらしい。分母分子論もそうだったという。

・ライヴ・ビデオ
タツローさんは先日、ある飲み屋で、大滝さんが『ロンバケ』を出した後のライヴを収めたVHSビデオ(・テープ)を見たそうだ。上原"ユカリ"裕がドラムで、ギターが鈴木茂と村松邦男で、1曲目が「君は天然色」だったという。VHSだからよれてる部分もあったが、ほとんどノーカットだったそうだ。「実に見事な、キレイなライヴ」だったという。大滝さんのライヴというと、昔はシャイで自分をさらけ出すのが恥ずかしいと思っているパフォーマンスに見えたが、その『ロンバケ』のライヴはすっきりしてて芸人っぽい印象があったのだという。大滝さんによると、それは厚生年金会館での『ロンバケ』発売記念ライヴではないかという。見たことがないそうだ。

・歌歌い
タツローさんは、歌歌いとして大滝さんの地位について話した。大滝さんは「ない」と否定し、「ペリー・コモなんて上手いよ~、ホントに上手い。ああいうのを聴いてると自分でやるのが嫌になるもんね~」と話した。また「エルヴィスと長嶋は考えてなかったような気がするね。もちろん雑念はあるんだけれども、アイソリレートされてる気がする、雑念と自分との間に。最近のイーストウッドにも感じるんだけどさ」と。タツローさんは「それはさっき言った、自分が楽しんで同時に人も楽しんでということでしょ」と話すと、「そうそうそう。あれが究極だよね。やるならあれ」と大滝さん。

・大滝さんの印象
1983年からはじまった新春放談だが、タツローさんによると、その時の大滝さんの印象は「あぁ、'70年代に比べて落ち着いたなぁ」というものだったらしい。'70年代はストレスが溜まってる気がしたそうだ。『Each Time』を出した後の話のテンポが'70年代とは違った気がしたという。

・Go! Go! Niagara
3年で12枚というレコード会社との契約があって、誰もやらないから、じゃあオレがやるという状況になり、その意識を『Let's Ondo Again』まで持っていたので、正に戦場の中にいた、突然に『Go! Go! Niagara』を出されてもわからないと思うと大滝さんは話した。

・還暦
あと2年で還暦を迎えるという大滝さん。突然何かやるかもしれないし、それはわからないと話す。

・ナイアガラ・レーベル30周年アーカイヴ・シリーズ
『Niagara CM Special』が3月21日にリイシュー、『多羅尾伴内楽団』が9月21日にリイシュー。『Niagara Calendar』が来年の3月21日で、『Let's Ondo Again』が来年の9月21日にリイシュー。その後は『Tatsuro From Niagara』。タツローさんは「ジャケットは変えてください。自分の作品(のデザイン)を中山泰さんにやっていただいたことがないので、凄く憧れていた。中山さんに是非やっていただきたい。よろしくお願いします」と話した。

・来週の予定
タツローさんにとって最も重要なシンガー、ジェームス・ブラウンの追悼特集。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
01月21日・28日は、ジェームス・ブラウン追悼「NonStop JB!」

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Darjeelig Cafe Live | トップ | 共鳴野郎カフェ・ライヴ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (匠武士(タイで想う日々))
2007-01-15 13:48:52
海外在住ですので、およそ20年聴いてきている番組の内容をこうしてネット上で知ることができるのは
たいへんありがたく想います。

もうこれだけで、だいたいのニュアンスは伝わりますし、両者の声も浮かんできますw

タラオの2in1っていうのは聴いてみたい、というか買ってみたいですね。
返信する
Re: ありがとうございます (どい)
2007-01-15 19:31:43
この新春放談がポッドキャストで聴けるようになればいいと思います。実現しないかなぁ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Sunday Song Book」カテゴリの最新記事