Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

山陽新幹線2枚きっぷ発売!

2006年03月16日 | ■旅と鉄道
 今週末に迫った、3月18日のJRグループダイヤ改定。東海道山陽新幹線は、のぞみ増発を軸にすえた神戸・北九州空港対抗ダイヤともいうべき内容です。

 その改定に先駆け、3月1日から山陽新幹線に2枚回数券「2枚きっぷ」が登場しました。この切符、いろんな意味で注目しています。
 まず値段が、博多~新大阪間が2枚つづりで23,000~25,000円と、なかなか割安。発売日を基準に料金が変わるのも特徴で、例えば6月15日に乗る場合でも、あらかじめ6月10日までに買えば24,000円、6月11日まで待てば23,000円と、1日違いで1,000円も変わってくるので、計画的に購入しましょう。

 JR九州の「2枚きっぷ」という考え方はもちろん、ネーミングまでも「大」JR西日本が借用したのも面白い点の一つ。九州内では格安きっぷとしてすっかり定着している名前だけに、九州方面では認知されやすいのではないでしょうか?
 ただし、同じ名前でも内容は似て非なるものなので、特に九州人には要注意かもしれません。まず有効期限が九州の1ヶ月に対し、山陽は12日間と短くなっています。そして、利用日の3日前までしか発売しない「事前購入割引」的なきっぷであることも、大きな違いです。
 金券屋では4枚回数券「カルテットきっぷ」がバラ売りされていることもあり、2枚きっぷの利用価値があるかの評価はそれぞれでしょうが、みどりの窓口でどこでも買えるようになったのは大きな改善。今後の利用動向が注目されます。

 ところでダイヤ改定の広告に、700系新幹線が大きく載っているのは、個人的には複雑な気分でした。JR西日本といえば、300km新幹線の500系こそイメージリーダーカーだったのに、のぞみ大増発の陰で相対的に割合が下がって、目立たない存在になってしまったようです。

北九州と佐賀空港

2006年03月16日 | ■にっき
 神戸空港に続き、いよいよ新北九州空港も本日開港しました。いずれも、近隣に空港がひしめく地域への新たなる参入。供給過剰にならないか、本当に多額のお金をかけて建設すべきだったのか…なんて疑問は残りますが、一利用者として選択肢が増えることは悪いことではありません。

 特に今回の両空港で注目されるのは、新規航空会社がメインで運航されることです。羽田へ、神戸からはスカイマークが1万円の格安運賃で勝負。北九州からは、値段が割安ながらも高級路線で攻めるスターフライヤーが就航しました。
 伊丹や福岡空港が近くても、わざわざ乗ってみたくなる魅力的な航路で、新空港にはこんな活かし方もあるのだなと感心しきりです(スカイマークは安全にも気を配って欲しいですが)。

 そんな賑わう両空港の様子を見ながら僕が思い浮かべるのは、1日4便の飛行機しか飛ばない佐賀空港。
 「福岡空港の方が便数も多くて便利」
 と、佐賀県民の利用さえ少ない空港ですが、もしここに新規航空会社が就航していれば、また違った展開もあったのでは?と想像してしまうのです。例えば佐賀からスカイマークが1万3千円くらいで羽田へ飛んでいたとしたら、福岡からでも集客できるんじゃないかな…
 せっかく、既に存在する空港。福岡空港の混雑緩和⇒新空港の建設阻止のためにも、どこかの航空会社が、一肌脱いでくれればと思ってます。

ビートル&コビー業務提携

2006年03月16日 | ■韓国
 東武とJRが相互直通で新宿~日光を結んだり、阪神と阪急が定期券を共通化したりと、交通機関の激しいライバル関係は時に一転、協調への道を歩むことも少なくありません。しかし、これには驚いた。なんと今月14日から、博多~釜山の高速船2社(JR九州高速船&未来高速)が、業務提携により共同運航を始めるそうです


 確かにこれまで、両者の便が雁行するダイヤも少なくなく、共同運航によって利用しやすいダイヤ編成になるのは間違いないでしょう。しかし、ライバル関係が生んだとも言える未来高速の一部割引チケットが整理されそうなのは残念!
 特に、高速船往復にKRパス(韓国鉄道のフリーパス)5日間用がついた割引チケットは、JRが25,000円だったのに対し、未来高速のユース券なら2万円と格安だっただけに、これが廃止になりそうなのは惜しいことです。過度のライバル競争は禁物ですが、ここの競争関係は続いてほしかった!

 大分~関西の関西汽船とダイヤモンドフェリーが提携を始めた時、ダイヤモンドフェリーの往復割引(復路5割引だった)などの割引率が縮小され、残念だったことを思い出しました。