あの恐怖の震度6弱から、今日で1年を迎えました。地震後、張り詰めた神経で浅くなった眠りも、今ではすっかり落ち着き、福岡の都心を歩いてみても「被災地」の実感はありません。
確かに、同じ福岡市内でも未だ仮設住宅の不便な暮らしを送る方々はいるし、よく見れば道や塀はひび割れ、災害復旧工事もあちこちで行われています。
しかし、玄海島や仮設住宅をこの目で見る機会はこれまでなかったし、災害復旧工事もぱっと見ではただの工事。体から震度6弱の衝撃が薄くなるにつれて、被災地にいながらどんどん他人事になっていく。恐ろしいことです。
風化させてはいけない記憶、でもどこかで忘れたい思いもある。震度6弱を経験し、被災地に生きる人間ですら、その矛盾を感じています。
そうして忘れたころに、またやって来るのだろうな…。
そういえば1年後の今日、また大地震が襲うという噂があったな。今日もあと10分、外れて欲しい噂です。
写真:昨年3月27日(地震1週間後)の福ビル
確かに、同じ福岡市内でも未だ仮設住宅の不便な暮らしを送る方々はいるし、よく見れば道や塀はひび割れ、災害復旧工事もあちこちで行われています。
しかし、玄海島や仮設住宅をこの目で見る機会はこれまでなかったし、災害復旧工事もぱっと見ではただの工事。体から震度6弱の衝撃が薄くなるにつれて、被災地にいながらどんどん他人事になっていく。恐ろしいことです。
風化させてはいけない記憶、でもどこかで忘れたい思いもある。震度6弱を経験し、被災地に生きる人間ですら、その矛盾を感じています。
そうして忘れたころに、またやって来るのだろうな…。
そういえば1年後の今日、また大地震が襲うという噂があったな。今日もあと10分、外れて欲しい噂です。
写真:昨年3月27日(地震1週間後)の福ビル