日韓の気軽な足になっているJR九州の高速船・ビートルが最近、苦境に陥っています。円安、船離れ、日韓関係の悪化など複合的な要因と言われていますが、見逃せない変化に福岡~釜山間へのLCC就航も挙げられます。
その会社は、アシアナ航空系列の「エアープサン」。この秋には1日2往復から3往復へと増便になり、勢いづいている路線です。韓国を身近なものにしてくれたビートルに愛着はありますが、その強力なライバルの表情を知りたくなり、文化の日3連休に釜山へと飛びました。
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11月1日、土曜日。今回は、増便となった時間帯の便での往復です。往路の出発は16時10分と、遅めの時間になりました。
エアープサンのカウンターに並ぶのは、親会社のアシアナ航空のスタッフたち。アシアナとのコードシェアも実施されており、手荷物の委託も無料と、あまりLCCに登場するという感覚はありませんでした。
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機体は、6列座席の中型機です。韓国人を中心にほぼ満席。LCCの勢いと、円安の影響を感じます。
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機内はブルーの座席がさわやか。席も狭くはありません。短い路線なので、飛行時間は45分。水平飛行の時間は30分もありませんが、飲み物サービスまであり、なおのことLCCらしくありませんでした。
ワゴンを押している時間はないということで、コップに注がれたオレンジ、アロエジュース、水の中から好みの飲み物を取っていくスタイル。乗務員が日本語の対応をほとんど行わず、韓国語オンリーだったのは「合理化」の表れでしょうか。
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釜山上空は厚い雲に覆われており、着陸直前にはひどい揺れに。何度か無重力状態になりながら雲を抜けると、釜山市街地の上空でした。
雲を抜けてしまえばおだやかな飛行で、無事金海空港に着陸。ターミナルまでバス移動だったのはLCCらしい所ですが、巨大な飛行機の間をバスで通り抜けて行くのも、乗り物好きとしては楽しい体験でした。
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入国手続きはほぼ最後になってしまいましたが、それでもスムーズに30分もかからずターミナルを出られました。
市内まではリムジンバスが便利ですが、鉄っちゃんたるもの鉄道利用にこだわりたいところ。国際線・国際線ターミナルから等距離にある、釜山金海軽電鉄の駅へ向かいました。
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軽電鉄は2本のレールに乗った通常の鉄道スタイルながら、2両運転の無人運転を採用した新交通システム。かわいい電車が5分ごとに行き交い、利便性は高いです。
ただ空港ターミナルから駅までの案内が少なく、旅行者の利用はあまり想定されていないように感じました。
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地下鉄3号線と接続する大渚(テジョ)駅までは、空港近くとは思えない農村部を走ります。真っ暗な田園地帯を突っ切る高架橋は、どこかミスマッチです。
3号線に乗り換え釜山市内を横断して、1号線と交差する蓮山(ヨンサン)駅を目指しました。
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蓮山駅近くのホテルで旅装を解いて、1号線の3駅北・トンネで降りました。GWに一度訪れた繁華街ですが、おいしくて安い店が集まっていて、お気に入りの街になったのです。
さっそく、行列のできているプルコギの店を発見。カードを貰って、5組順番を待ちました。
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このお店のプルコギは、真ん中の鉄板部分で焼いて、周囲の肉スープで煮込むすき焼きスタイル。野菜は取り放題で、おいしくてヘルシーでした。
値段もビールまで合わせて一人当たり千円ちょっとで、人気なのも頷けます。
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もう一軒!は、GWに気になっていたビアホール「樽の中へ」。思わず「行ってみたいと思いませんか」と続けたくなるユニークな店名ですが、外観もなかなかユニークです。
すでに夜は寒い季節ですが、外のテラスでビールを傾ける人も多くいました。
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中も、本格的なビアホールといった雰囲気。壁のスクリーンは3面に設置され、同じ映像を流しているので、どの席に座っても見やすく楽しめるのはいい工夫です。
スポーツ中継の時なんか、盛り上がるだろうなぁ。
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アサヒを始め外国ビールも豊富なのですが、国産生ビール「Max」の2,000cc以上がお勧め。ピッチャーではなく、こんなタワーに入って出てきます。
ピッチャーのように重くないし、真ん中の空洞には氷が通してあるので、ぬるくもなりません。ぜひ日本に輸出してほしいものだと思いつつ、2リッターのビールを終電まで飲み干したのでした。
その会社は、アシアナ航空系列の「エアープサン」。この秋には1日2往復から3往復へと増便になり、勢いづいている路線です。韓国を身近なものにしてくれたビートルに愛着はありますが、その強力なライバルの表情を知りたくなり、文化の日3連休に釜山へと飛びました。
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11月1日、土曜日。今回は、増便となった時間帯の便での往復です。往路の出発は16時10分と、遅めの時間になりました。
エアープサンのカウンターに並ぶのは、親会社のアシアナ航空のスタッフたち。アシアナとのコードシェアも実施されており、手荷物の委託も無料と、あまりLCCに登場するという感覚はありませんでした。
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機体は、6列座席の中型機です。韓国人を中心にほぼ満席。LCCの勢いと、円安の影響を感じます。
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機内はブルーの座席がさわやか。席も狭くはありません。短い路線なので、飛行時間は45分。水平飛行の時間は30分もありませんが、飲み物サービスまであり、なおのことLCCらしくありませんでした。
ワゴンを押している時間はないということで、コップに注がれたオレンジ、アロエジュース、水の中から好みの飲み物を取っていくスタイル。乗務員が日本語の対応をほとんど行わず、韓国語オンリーだったのは「合理化」の表れでしょうか。
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釜山上空は厚い雲に覆われており、着陸直前にはひどい揺れに。何度か無重力状態になりながら雲を抜けると、釜山市街地の上空でした。
雲を抜けてしまえばおだやかな飛行で、無事金海空港に着陸。ターミナルまでバス移動だったのはLCCらしい所ですが、巨大な飛行機の間をバスで通り抜けて行くのも、乗り物好きとしては楽しい体験でした。
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入国手続きはほぼ最後になってしまいましたが、それでもスムーズに30分もかからずターミナルを出られました。
市内まではリムジンバスが便利ですが、鉄っちゃんたるもの鉄道利用にこだわりたいところ。国際線・国際線ターミナルから等距離にある、釜山金海軽電鉄の駅へ向かいました。
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軽電鉄は2本のレールに乗った通常の鉄道スタイルながら、2両運転の無人運転を採用した新交通システム。かわいい電車が5分ごとに行き交い、利便性は高いです。
ただ空港ターミナルから駅までの案内が少なく、旅行者の利用はあまり想定されていないように感じました。
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地下鉄3号線と接続する大渚(テジョ)駅までは、空港近くとは思えない農村部を走ります。真っ暗な田園地帯を突っ切る高架橋は、どこかミスマッチです。
3号線に乗り換え釜山市内を横断して、1号線と交差する蓮山(ヨンサン)駅を目指しました。
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蓮山駅近くのホテルで旅装を解いて、1号線の3駅北・トンネで降りました。GWに一度訪れた繁華街ですが、おいしくて安い店が集まっていて、お気に入りの街になったのです。
さっそく、行列のできているプルコギの店を発見。カードを貰って、5組順番を待ちました。
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このお店のプルコギは、真ん中の鉄板部分で焼いて、周囲の肉スープで煮込むすき焼きスタイル。野菜は取り放題で、おいしくてヘルシーでした。
値段もビールまで合わせて一人当たり千円ちょっとで、人気なのも頷けます。
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もう一軒!は、GWに気になっていたビアホール「樽の中へ」。思わず「行ってみたいと思いませんか」と続けたくなるユニークな店名ですが、外観もなかなかユニークです。
すでに夜は寒い季節ですが、外のテラスでビールを傾ける人も多くいました。
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中も、本格的なビアホールといった雰囲気。壁のスクリーンは3面に設置され、同じ映像を流しているので、どの席に座っても見やすく楽しめるのはいい工夫です。
スポーツ中継の時なんか、盛り上がるだろうなぁ。
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アサヒを始め外国ビールも豊富なのですが、国産生ビール「Max」の2,000cc以上がお勧め。ピッチャーではなく、こんなタワーに入って出てきます。
ピッチャーのように重くないし、真ん中の空洞には氷が通してあるので、ぬるくもなりません。ぜひ日本に輸出してほしいものだと思いつつ、2リッターのビールを終電まで飲み干したのでした。