新年、あけましておめでとうございます。今年も本ブログ共々、よろしくお願いします。
年末年始はばたばたしており、ようやく昨年末の旅の様子をまとめることができました。12月20日~21日の1泊2日で、鹿児島・指宿を巡りました。
往路は、私鉄も含め九州内の普通電車乗り放題の「旅名人の九州満喫きっぷ」を利用。大牟田まではJRでも西鉄でもよかったでのですが、日頃通勤で使うJRを避けて、西鉄特急の展望席に乗ってみました。
最前列から3番目までの展望席では、前面展望も思いのまま。妖怪ウオッチ電車がすれ違って行きました。
大牟田では、快速「くまもとライナー」に乗り換え。新幹線全線開業と共に生まれた快速電車ですが、3月のダイヤ改定で各駅停車化されることが決まっています。
ワンマンの車内放送にもきちんと列車名が入っていますが、今回で聞き納めになりそうです。
上熊本駅で下車。新幹線開業に続く在来線の高架化工事も順調に進み、駅舎の姿も現れ始めていました。
「全線乗り放題」を活かし、市電で中心市街地へ。「県民百貨店」の2月閉店を知りショックを受けつつ、花畑町で下車しました。
お昼ごはんは熊本ラーメン! 桂花ラーメンの、角煮がごろごろ入った太肉麺をずるずるっと頂きました。福岡にも支店があるのを知ったのは、もっと後の話です(笑)。
腹ごなしに、熊本城へ。武者返しの曲線美に「こりゃ返されるな」と思いつつ、現代人の僕らはお金を払えい、堂々と入りました。
天守に登れば、眼下には繁華街と路面電車。巨大くまもんが、こちらに視線を送っていました。
ごろごろと車輪の音を奏でるレトロな市電で、熊本駅へ。駅舎は今、妖怪ウオッチとのタイアップで、毛馬本駅になってしまってます。
在来線改札の横にも、精巧なセット(?)が。ちょうど映画の公開日だったこともあって、親子連れが大挙押し寄せていました。
これをきっかけに、本物の鉄道にも親しんでほしいな。
トイレの前にコイツは辛い(笑)。
普通電車で新八代に移動し、今回のメイン・肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」に乗り込みます。全国に増殖中の本格的レストラン列車のはしりと言える存在で、2年目の今年も快走を続けています。
本日の夕方便・3号も、団体さんが入りほぼ満席でした。
2年目のおれんじ食堂はメニューがガラリとリニューアルしており、3号は新八代~出水がスイーツ、出水~川内間がディナーコースの「シンフォニア」になりました。
昨年は、1号車が乗車券と食事、お土産がセットになったパッケージプラン、2号車は指定席料金1,400円で座席のみ、オプションで食事を付けられるというシステムでしたが、現在はパッケージプランに一本化されています。ただし「旅名人」など企画きっぷで乗車する場合に限り、以前のような「食事オプション」方式で乗ることも可能です。
ちなみに昨年までの食事オプションは4,500円でしたが、今回は11,000円!以前と違ってお土産が付くとはいえ、かなりの値上がりです。もっとも、以前の食事オプションは安すぎだったとも言えます。
前半のスイーツコースは付けなかったので、新八代~出水間は乗車のみ。真横の席に運ばれてくるおいしそうなケーキを、指を加えて眺めるのみです。
新八代を出発すると、さっそく東シナ海の大海原が出迎えてくれます。
肥薩おれんじ鉄道は、九州でも随一の絶景路線。来年からは「ななつ星」の乗り入れも決まったプレミアム級の風景を、サービスのコーヒーを飲みつつ楽しみます。
隣で進むスイーツコースを見ながら、こちらは食前酒です。海を肴に、地ビールを1杯。
紙コップではない、きちんとしたグラスを出してくれるのは嬉しいところ。2号車は食事なしでも乗れるので、お弁当を持ち込んで、飲み物だけを車内でオーダーするというのも一つの楽しみかたです。
佐敷、出水、阿久根では地元の「駅マルシェ」が開かれ、パッケージプランだとお土産を貰えます。ただしスイーツコースの区間内なので、僕らは遠巻きに眺めるのみです。パンの即売もあっていて手が伸びかけましたが、この後のディナーを考えて、我慢我慢。
各駅の停車時間中はドアが開け放しで、出入口から遠い僕らの席でも、かなりの寒さになりました。半自動扱いにするなど、改善の余地ありかも。
出水を前に、ディナーの準備が始まりました。お馴染み、すべり止めを兼ねたオレンジ色のランチョンマットが敷かれ、お品書きも配られて期待が高まります。
出水駅では「マルシェ」で賑わう傍らで、食材の積み込と、使用済み食器を降ろす作業が続きます。並みの観光列車の、数倍の人手がかかる列車です。
パッと見 高い料金設定も、このような様子を見ていると、簡単に高いと言ってはいけないなと思います。
お待ちかねのディナーコースがスタート。まずは前菜3種盛。
オレンジクーペとコラーゲンサラダ。お品書きでは別々に書かれているけど、一皿で出てきました。
以前のディナーコースは3時間と、たっぷり時間があったのですが、今は1時間40分ほど。皿数が減るのも、仕方がないかな。
スープは温かくて、寒い天気なのでほっこり嬉しくなります。焼酎のお湯割もウマイ。
と言ってる間に、阿久根駅に到着。新幹線に見放され、衰退の象徴のように語られてきた駅舎は、まさに見違えるようにリニューアルされていました。
これが、ローカル線の駅の待合室!通学の高校生が羨ましいです。
駅舎内にはカフェやお土産屋さんも入り、おれんじ食堂の停車中はひとときの賑わいです。またゆっくり訪れたいなあ。
列車に戻ると、メインディッシュのパエリアが登場。海の幸がたっぷりの、地元の味が広がるスペイン料理です。
1号車ではギターのライブ演奏が続いているようですが、2号車は車内放送の「中継」になります。後半はこちらに来てくれてもいい気がしますが、個室風の席が多く難しい面があるのかも。
デザートまで頂き、腹7分目くらいに満足。僕にとってはちょっと量が物足りなかったけど、スイーツコースから連続で乗っていればお腹いっぱいになることでしょう。昨年乗ったディナーコースは、とても食べきれない量だったので、適正量を研究されたのかもしれません。
以前のような「お得感」がなくなったのは残念だけど、盛況の様子を見ていると適正価格なのでしょう。3月の新ダイヤでは、アルコールを楽しめる4号「おれんじバー」も登場するとかで、また乗ってみたいです。
現実に戻り、川内からは817系電車で鹿児島へ。デラックスな革張りシートの電車で、贅沢感のある旅路は続きます。
鹿児島駅から、「乗り放題」の市電で市役所前へ。みなと大通り公園では、イルミネーションが輝いていました。
LED流行りの中、白熱色のイルミは逆に新鮮にも感じられます。今年は「原点回帰」を図ったのだとか。
光の列を辿って行けば、ドルフィンポートへ。クリスマス直前ですが、家族連れで賑わうイルミネーションでした。
市電で中央駅へ。
ホテルにチェックインした後は、駅前の屋台村へ。今夜も、観光客と地元の人を交えて、満席の店が続出していました。
お店を出ていく人と入れ替わりに、燻製居酒屋へ。カウンターで焼酎を傾けつつ、年の瀬の夜は過ぎて行きました。
年末年始はばたばたしており、ようやく昨年末の旅の様子をまとめることができました。12月20日~21日の1泊2日で、鹿児島・指宿を巡りました。
往路は、私鉄も含め九州内の普通電車乗り放題の「旅名人の九州満喫きっぷ」を利用。大牟田まではJRでも西鉄でもよかったでのですが、日頃通勤で使うJRを避けて、西鉄特急の展望席に乗ってみました。
最前列から3番目までの展望席では、前面展望も思いのまま。妖怪ウオッチ電車がすれ違って行きました。
大牟田では、快速「くまもとライナー」に乗り換え。新幹線全線開業と共に生まれた快速電車ですが、3月のダイヤ改定で各駅停車化されることが決まっています。
ワンマンの車内放送にもきちんと列車名が入っていますが、今回で聞き納めになりそうです。
上熊本駅で下車。新幹線開業に続く在来線の高架化工事も順調に進み、駅舎の姿も現れ始めていました。
「全線乗り放題」を活かし、市電で中心市街地へ。「県民百貨店」の2月閉店を知りショックを受けつつ、花畑町で下車しました。
お昼ごはんは熊本ラーメン! 桂花ラーメンの、角煮がごろごろ入った太肉麺をずるずるっと頂きました。福岡にも支店があるのを知ったのは、もっと後の話です(笑)。
腹ごなしに、熊本城へ。武者返しの曲線美に「こりゃ返されるな」と思いつつ、現代人の僕らはお金を払えい、堂々と入りました。
天守に登れば、眼下には繁華街と路面電車。巨大くまもんが、こちらに視線を送っていました。
ごろごろと車輪の音を奏でるレトロな市電で、熊本駅へ。駅舎は今、妖怪ウオッチとのタイアップで、毛馬本駅になってしまってます。
在来線改札の横にも、精巧なセット(?)が。ちょうど映画の公開日だったこともあって、親子連れが大挙押し寄せていました。
これをきっかけに、本物の鉄道にも親しんでほしいな。
トイレの前にコイツは辛い(笑)。
普通電車で新八代に移動し、今回のメイン・肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」に乗り込みます。全国に増殖中の本格的レストラン列車のはしりと言える存在で、2年目の今年も快走を続けています。
本日の夕方便・3号も、団体さんが入りほぼ満席でした。
2年目のおれんじ食堂はメニューがガラリとリニューアルしており、3号は新八代~出水がスイーツ、出水~川内間がディナーコースの「シンフォニア」になりました。
昨年は、1号車が乗車券と食事、お土産がセットになったパッケージプラン、2号車は指定席料金1,400円で座席のみ、オプションで食事を付けられるというシステムでしたが、現在はパッケージプランに一本化されています。ただし「旅名人」など企画きっぷで乗車する場合に限り、以前のような「食事オプション」方式で乗ることも可能です。
ちなみに昨年までの食事オプションは4,500円でしたが、今回は11,000円!以前と違ってお土産が付くとはいえ、かなりの値上がりです。もっとも、以前の食事オプションは安すぎだったとも言えます。
前半のスイーツコースは付けなかったので、新八代~出水間は乗車のみ。真横の席に運ばれてくるおいしそうなケーキを、指を加えて眺めるのみです。
新八代を出発すると、さっそく東シナ海の大海原が出迎えてくれます。
肥薩おれんじ鉄道は、九州でも随一の絶景路線。来年からは「ななつ星」の乗り入れも決まったプレミアム級の風景を、サービスのコーヒーを飲みつつ楽しみます。
隣で進むスイーツコースを見ながら、こちらは食前酒です。海を肴に、地ビールを1杯。
紙コップではない、きちんとしたグラスを出してくれるのは嬉しいところ。2号車は食事なしでも乗れるので、お弁当を持ち込んで、飲み物だけを車内でオーダーするというのも一つの楽しみかたです。
佐敷、出水、阿久根では地元の「駅マルシェ」が開かれ、パッケージプランだとお土産を貰えます。ただしスイーツコースの区間内なので、僕らは遠巻きに眺めるのみです。パンの即売もあっていて手が伸びかけましたが、この後のディナーを考えて、我慢我慢。
各駅の停車時間中はドアが開け放しで、出入口から遠い僕らの席でも、かなりの寒さになりました。半自動扱いにするなど、改善の余地ありかも。
出水を前に、ディナーの準備が始まりました。お馴染み、すべり止めを兼ねたオレンジ色のランチョンマットが敷かれ、お品書きも配られて期待が高まります。
出水駅では「マルシェ」で賑わう傍らで、食材の積み込と、使用済み食器を降ろす作業が続きます。並みの観光列車の、数倍の人手がかかる列車です。
パッと見 高い料金設定も、このような様子を見ていると、簡単に高いと言ってはいけないなと思います。
お待ちかねのディナーコースがスタート。まずは前菜3種盛。
オレンジクーペとコラーゲンサラダ。お品書きでは別々に書かれているけど、一皿で出てきました。
以前のディナーコースは3時間と、たっぷり時間があったのですが、今は1時間40分ほど。皿数が減るのも、仕方がないかな。
スープは温かくて、寒い天気なのでほっこり嬉しくなります。焼酎のお湯割もウマイ。
と言ってる間に、阿久根駅に到着。新幹線に見放され、衰退の象徴のように語られてきた駅舎は、まさに見違えるようにリニューアルされていました。
これが、ローカル線の駅の待合室!通学の高校生が羨ましいです。
駅舎内にはカフェやお土産屋さんも入り、おれんじ食堂の停車中はひとときの賑わいです。またゆっくり訪れたいなあ。
列車に戻ると、メインディッシュのパエリアが登場。海の幸がたっぷりの、地元の味が広がるスペイン料理です。
1号車ではギターのライブ演奏が続いているようですが、2号車は車内放送の「中継」になります。後半はこちらに来てくれてもいい気がしますが、個室風の席が多く難しい面があるのかも。
デザートまで頂き、腹7分目くらいに満足。僕にとってはちょっと量が物足りなかったけど、スイーツコースから連続で乗っていればお腹いっぱいになることでしょう。昨年乗ったディナーコースは、とても食べきれない量だったので、適正量を研究されたのかもしれません。
以前のような「お得感」がなくなったのは残念だけど、盛況の様子を見ていると適正価格なのでしょう。3月の新ダイヤでは、アルコールを楽しめる4号「おれんじバー」も登場するとかで、また乗ってみたいです。
現実に戻り、川内からは817系電車で鹿児島へ。デラックスな革張りシートの電車で、贅沢感のある旅路は続きます。
鹿児島駅から、「乗り放題」の市電で市役所前へ。みなと大通り公園では、イルミネーションが輝いていました。
LED流行りの中、白熱色のイルミは逆に新鮮にも感じられます。今年は「原点回帰」を図ったのだとか。
光の列を辿って行けば、ドルフィンポートへ。クリスマス直前ですが、家族連れで賑わうイルミネーションでした。
市電で中央駅へ。
ホテルにチェックインした後は、駅前の屋台村へ。今夜も、観光客と地元の人を交えて、満席の店が続出していました。
お店を出ていく人と入れ替わりに、燻製居酒屋へ。カウンターで焼酎を傾けつつ、年の瀬の夜は過ぎて行きました。