珍しく長期の旅に出なかった、今年の年末年始。両親が、毎年恒例の正月乗り放題きっぷの旅を計画しているというので、急遽ついて行ってみることにしました。
「お年玉乗り放題きっぷ」は、九州内の普通列車が元日または2日のどちらか1日、2,080円で乗り放題になるきっぷです。「青春18」に比べ極端に安いわけではありませんが、正月しか休めない両親にとってはうってつけです。
佐賀・みやき町の実家から、マイカーで新鳥栖駅へ。バスが激減してしまうお正月は、駅までもクルマでのアクセスにならざるを得ません。100円/24時間で止められる新鳥栖駅は、強い味方です。
広大な駐車場は満車に近く、雪が積もっていました。雪が降り始めたのは昨夜からだったので、長い時間止めている人が多いのが分かります。
快速電車で北上。鳥栖では初日の出を浴びましたが、基山前後では吹雪のような雪に。二日市を過ぎれば再び平穏、宗像付近ではまた雪…と、前線を串刺しにするように走っていきます。
西小倉で、3両ワンマンの日豊本線の電車に乗り換え。両親は北九州に来る機会などめったになく、車窓という車窓が新鮮だとか。
僕とて日豊本線を普通電車で下ることなどほとんどなく、「苅田町神田町」という地名に初めて気付きました。「町(まち)」の下に「町(ちょう)」がつくとは!
中津で乗り継ぎ、宇佐で下車。宇佐神宮へ向かいます。宇佐神宮までのバスは通常1時間に1~2本しかないのですが、さすが初詣シーズンとあって増発されていました。
ただそれとて1時間に2~3本と、神宮の規模を考えればさほど多くはありません。特急の臨時停車も、行われていませんでした。
参堂の食堂で腹ごしらえして、参拝に赴きました。とにかく寒かったこの正月。神宮も雪を頂いていましたが、これはこれでオツな風景ではあります。
「お年玉乗り放題きっぷ」には、各地の寺社で使える特典クーポンが3枚付いてきます。宇佐神宮では、通常300円の宝物殿の入場料が150円に。ほとんど「避寒」のために逃げ込みました。
定期のバスに乗り込み、宇佐駅経由で豊後高田へ。古い商店街を「昭和の町」として売り出し、成功を収めたことで有名な町です。
かつての私鉄駅跡という豊後高田バスターミナルも、ことさらレトロを強調していませんでしたが、昭和の香りをぷんぷん感じました。
バスターミナル前の商店街は、「駅前商店街」を名乗ります。「駅前食堂」も、構えもレトロなら値段もレトロで驚きました。
旧共同野村銀行は、お正月というのに開館していたのは立派。昭和初期の銀行建築らしく、2層吹き抜けの大空間が広がります。
RC造の建築物も一般的になった時代のものなのに、RC調の木造建築というのも面白いところ。林業が盛んな地域でもあり、腕のいい大工も多かったのでしょう。
平成5年まで西銀として使われていただけに、金庫もそのまま。金庫からの「脱出口」も見せて頂きました。
商店街は思いのほか奥まで広がっており、国東半島でもっとも栄えた街の栄華を伝えていました。
それはいいのですが、天気は再び雪模様に。僕一人ならいくらでも歩くけど、トシもトシの両親がいるので、「給食カフェ」に逃げ込みました。
ウチの地元では「きなこパン」と称した揚げパンを、ストーブに当たりながら食べると生き返る思いでした。
正月営業していたレトロ館は、後で見ればいいやと思っていたら、早仕舞いしていて残念! 正月の旅は、「開いているうちに見る」が鉄則です。
電車に乗って夜7時前に別府に到着。さっそく駅前高等温泉で、凍りついた体を温めました。
年末は魚や野菜が多かったので、がっつり食べようと焼肉屋へ。別府は焼肉屋の数が多く、名物として売り出していこうという機運もあるとか。
飲み放題が1,500円と手ごろだったので頼んでみたら、もともと酒類は安く、3杯では元が取れないことが判明。おかげでガッツリ飲んでしまい、親子ともども泥酔してしまった元日でした。
「お年玉乗り放題きっぷ」は、九州内の普通列車が元日または2日のどちらか1日、2,080円で乗り放題になるきっぷです。「青春18」に比べ極端に安いわけではありませんが、正月しか休めない両親にとってはうってつけです。
佐賀・みやき町の実家から、マイカーで新鳥栖駅へ。バスが激減してしまうお正月は、駅までもクルマでのアクセスにならざるを得ません。100円/24時間で止められる新鳥栖駅は、強い味方です。
広大な駐車場は満車に近く、雪が積もっていました。雪が降り始めたのは昨夜からだったので、長い時間止めている人が多いのが分かります。
快速電車で北上。鳥栖では初日の出を浴びましたが、基山前後では吹雪のような雪に。二日市を過ぎれば再び平穏、宗像付近ではまた雪…と、前線を串刺しにするように走っていきます。
西小倉で、3両ワンマンの日豊本線の電車に乗り換え。両親は北九州に来る機会などめったになく、車窓という車窓が新鮮だとか。
僕とて日豊本線を普通電車で下ることなどほとんどなく、「苅田町神田町」という地名に初めて気付きました。「町(まち)」の下に「町(ちょう)」がつくとは!
中津で乗り継ぎ、宇佐で下車。宇佐神宮へ向かいます。宇佐神宮までのバスは通常1時間に1~2本しかないのですが、さすが初詣シーズンとあって増発されていました。
ただそれとて1時間に2~3本と、神宮の規模を考えればさほど多くはありません。特急の臨時停車も、行われていませんでした。
参堂の食堂で腹ごしらえして、参拝に赴きました。とにかく寒かったこの正月。神宮も雪を頂いていましたが、これはこれでオツな風景ではあります。
「お年玉乗り放題きっぷ」には、各地の寺社で使える特典クーポンが3枚付いてきます。宇佐神宮では、通常300円の宝物殿の入場料が150円に。ほとんど「避寒」のために逃げ込みました。
定期のバスに乗り込み、宇佐駅経由で豊後高田へ。古い商店街を「昭和の町」として売り出し、成功を収めたことで有名な町です。
かつての私鉄駅跡という豊後高田バスターミナルも、ことさらレトロを強調していませんでしたが、昭和の香りをぷんぷん感じました。
バスターミナル前の商店街は、「駅前商店街」を名乗ります。「駅前食堂」も、構えもレトロなら値段もレトロで驚きました。
旧共同野村銀行は、お正月というのに開館していたのは立派。昭和初期の銀行建築らしく、2層吹き抜けの大空間が広がります。
RC造の建築物も一般的になった時代のものなのに、RC調の木造建築というのも面白いところ。林業が盛んな地域でもあり、腕のいい大工も多かったのでしょう。
平成5年まで西銀として使われていただけに、金庫もそのまま。金庫からの「脱出口」も見せて頂きました。
商店街は思いのほか奥まで広がっており、国東半島でもっとも栄えた街の栄華を伝えていました。
それはいいのですが、天気は再び雪模様に。僕一人ならいくらでも歩くけど、トシもトシの両親がいるので、「給食カフェ」に逃げ込みました。
ウチの地元では「きなこパン」と称した揚げパンを、ストーブに当たりながら食べると生き返る思いでした。
正月営業していたレトロ館は、後で見ればいいやと思っていたら、早仕舞いしていて残念! 正月の旅は、「開いているうちに見る」が鉄則です。
電車に乗って夜7時前に別府に到着。さっそく駅前高等温泉で、凍りついた体を温めました。
年末は魚や野菜が多かったので、がっつり食べようと焼肉屋へ。別府は焼肉屋の数が多く、名物として売り出していこうという機運もあるとか。
飲み放題が1,500円と手ごろだったので頼んでみたら、もともと酒類は安く、3杯では元が取れないことが判明。おかげでガッツリ飲んでしまい、親子ともども泥酔してしまった元日でした。