高松の電鉄会社「ことでん」のキャラクター・ことちゃんにハマっている、我々夫婦。高松市仏生山の雑貨店で「ことでん展」をやっているというので、遠路はるばる久留米から訪ねてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/2f/cdd63c3f2330cf2591b6cb07669306bf.jpg)
8月17日(木曜日)、久留米駅8時16分発の「つばめ」で出発。盆明けとはいえ、まだまだ休みの人も多いようで、家族連れの姿も目立ちました。
全体的には空いていて、通勤客の動きは鈍いようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/ea/bdb81763c02ef739f7c3ebc8752fb11f.jpg)
博多駅で「こだま736号」岡山行きに乗り換え。3時間半かけて、各駅に停車しながら岡山を目指します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/e7/4f6c93ffd41f3f62e322b87059d3db14.jpg)
今回使ったきっぷは、広島の日本旅行のフリーツアー「バリ得こだま」。九州からでも通販で購入可能、ネットで申し込んでから24時間も経たずに発送されてきたので驚きました。
値段は7,600円。ネット割の10,970円よりだいぶ安いものの、同じプランの大阪行きより400円高いのは、どこか納得できないところがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ad/b3fb58c0af0614b5c5f5c9baa018b29d.jpg)
往復で合計800円分付いてきたクーポンを活用し、ブランチ代わりの駅弁を買って700系「レールスター」に乗り込みます。
4列ゆったりシートの「レールスター」も、2000年のデビューから20年近く経過し、だいぶ年季が…。僕の指定された席は不快な臭いが漂っていて、とても3時間半は耐えられそうもなく、自由席に移動しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/57/ed81c4d7a6b73ef243f98d164d427a7c.jpg)
「ひかり」を追われ、ほぼ「こだま」専業となったレールスター。目玉だった個室は閉鎖され、「業務用室」になっているのは残念です。
こだまの割引きっぷは子ども用が安く、ファミリーの利用にはうってつけだと思うんですが。防犯上の問題があるのなら、扉だけ撤去して「セミコンパートメント」にする方法もあるのでは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/38/2112c66ad96120d9536fa19a1e32f3e0.jpg)
電話室も多くが「業務用室」に。車販準備室ももちろん使われておらず、自販機も全台撤去済みです。
サイレンスカーも廃止。情報端末「旅指南」も撤去済み。「ひかりレールスター」全盛期を知る者としては、悲しくなってしまう旅路でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/bc/98e2b605a700b802c1d6b325fcb52cfd.jpg)
「こだま」の旅の魅力は、まさの鈍行列車のそれと同じ。焦らず急がず、何本もの「のぞみ」「さくら」に道を譲ります。
利用者も心得たもの。ホームの自販機で買い物したり、喫煙所で一服したりと、有効に時間を使う人が多く見られました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/33/bd6b51918a06fb394f0592ed8d2a9091.jpg)
厚狭駅で時間があったので、改札階に降りてみたものの、売店などはなし。改札を出ることはできないので、買い物を楽しめるのは そこそこ大きな駅に限られます。
ただ大きな駅だからといって停車時間が長いとは限らないので、ご注意を。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/66/5ff02d102e0d691ef99e05b418347e35.jpg)
「のぞみ」も停車する、活気ある中核市・福山では・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/dd/e2c0ebc08e6c58ce29d1a1b40793839d.jpg)
ホームから城の鑑賞を楽しめました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/c5/24a68c00dbe5057998f8c2008fa8c0b6.jpg)
図書館で借りた本を大量に持ち込み、空調の効いた車内でゆったり過ごせば、走る読書室。岡山までの3時間半は、退屈せずに過ぎていきました。
岡山で、高松行き快速「マリンライナー」に乗り継ぎ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/51/02b7ba1243046b6f01cbb302bd877e2f.jpg)
たまには贅沢というわけで、2階建てグリーン車を奮発してみました。とはいえ追加料金は980円。「ちょっと贅沢」の範疇です。
天井にまで回り込んだ窓からは、いつもよりちょっと「上から目線」の車窓を楽しめました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/a8/00298b9ffff5b9d41d93152e9b2e5a14.jpg)
瀬戸大橋では、10分間の海上散歩。青い空と、海と、島々。夏らしい風景が広がります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/3f/19430854c47ecb6a74aeaf63f5ec3025.jpg)
先頭には、グリーン車の「展望席」もあります。先客があり今回はかないませんでしたが、一度乗ってみたい特等席です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/ec/57ef431758afb34ffad1b2370b5c21e9.jpg)
13時20分。博多から5時間で、ようやく高松にたどり着きました。
ホームでは、新型特急電車8600系と初対面。四国の特急列車の、質素なイメージを覆してくれるデザインです。これも乗ってみたかった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/79/85c7e5671b7646da78c487feebe8b1e7.jpg)
JR高松駅から、徒歩3分のことでん・高松築港駅へ。さっそくバス停の「ことちゃん」がお出迎えです。夫婦でカメラをパシャパシャ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ff/4990e811989ef93830dd6bcbe3a22ef8.jpg)
窓口で「ことでんおんせん乗車入浴券」1,000円を購入。うちわの形の切符…というか、うちわそのものが切符になっています。
電車と仏生山温泉の入浴(タオル付)は、これ1枚でOK。電車も仏生山までの往復だけではなく、仏生山駅から320円の区間内が1日乗り放題です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/76/c529197c4c331484f22ed1398a431828.jpg)
自動改札はICカード「Iruca」専用なので、有人改札のラッチをくぐって入場です。普通の切符も磁気カードではなく、有人改札で入鋏してもらいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/99/77352950f0b3a3a836b56ac5a5fab896.jpg)
琴平線の、黄色い電車が到着。元京急の電車で、関東の人には懐かしい存在では。
築港発時点ではガラガラだった電車も、繁華街の片原町、瓦町ですっかり満員に。後は降りる一方で、街への気軽な足になっているのが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/17/f6f441a7bff1861a6df8e6cf296e9043.jpg)
築港から17分で、仏生山へ。ことでんの車両工場のある駅で、志度線以外の電車が集います。最近、全国メディアでもしばしば露出のある工場でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/ee/bbbf45689be912177f750c5f57c7ddc2.jpg)
乗降客の多い仏生山駅。駅前の電車は保存車に見えるけど、裏の線路は工場につながっていて、現役の電車であることが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/b1/a1b0052b336e45d813173985a5ae4014.jpg)
反対側から見ると、こんな感じ。路地裏に突然電車が飛び出してきたような、面白い風景です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/60/bad41d3b83ce12cadb7f0db45d5cd133.jpg)
駅前は、昔ながらの商店街といった風情。都会の私鉄沿線ならありふれた物かもしれないけど、地方の街では珍しい風景かもしれません。
昔はもっと賑わったのかなとも思える一方、最近できたようなカフェもあって、住みよさそうな街に見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/1b/ed9ef7fe8108a67a8d3470abe0932846.jpg)
目指す雑貨屋「TOYTOYTOY」も、まさにそんな店の一つでした。古い家を改装、中庭のウッドデッキでつないでいます。
通りに面した側がギャラリー、奥が雑貨屋です。いつもはオーナーさんの友人の展示が主だそうですが、今回は特別にことでんが協賛し、展覧会をやっているのだとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/f7/abd0b833febb0039c4290a2da110a59c.jpg)
ことでん公式の展覧会の割には、なかなかシュールな内容です。天井からぶら下がっているのは、ことちゃんの抜け殻(笑)。自立しているのは、パーカーです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/d9/8187f24569e6cfbe783b40bc87161d50.jpg)
ことちゃんの化石(爆)。石と化しても、ちゃんと うどん食ってます。
ツイッターやLINEスタンプでも、相当ぶっ飛んでいることちゃんだけに、許容範囲はだいぶ広いのだなと感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/10/0574c9be72c65094af13e7700964d58f.jpg)
中庭には、防災グッズとしても有効な「ことめっと」の実物もありました。
思ったより小さな展覧会でしたが、見学者は絶えず、大人気。LINEスタンプのバッチのガチャは早々に売り切れてしまったとかで、遠方のファンとしては、通販での再販を切望します!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/3e/be9ba12cd9d66989466724d04fe74351.jpg)
さらに歩き、駅から徒歩10分の温泉「仏生山温泉」まで来ました。
一見して温泉と思えない建物は、みかんぐみ出身の建築家・岡 昇平さんの作品。父の堀った温泉の経営を自身でも行う、生い立ちもユニークな温泉です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/b9/8893fa22281aeaf80303cee32148f24b.jpg)
館内も温泉ばなれした雰囲気。でも、たたみでゴロゴロというくつろぎ方が、一番良く似合う空間でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/e9/83b83289eb656324b7d7e4f66638fa33.jpg)
一冊200円の古書販売。カウンター?を支えているのは、よく見たら白く塗ったカラーコーンです。買った本は浴室に持ち込みOKで、ぬるめの露天風呂でゆっくり読書する人も見られました。
掛け流しの温泉もほどよいヌルヌル感で、いい湯でした。中庭を脱衣所、内湯、露天風呂が囲む構成もユニーク。ゆったりする人が多くて、なかなか露天風呂が空かないのも、人気の証でしょう。西鉄沿線にも、こんな温泉があればなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/00/13dc717ffddde8e97b0ba84b8f6c9896.jpg)
カフェで、今回の旅1杯目のさぬきうどんを、ぞぞー。ダシが効いてて、うまかった!
ちなみに仏生山温泉は、入浴料が600円、タオルは150円、うちわも売り物で300円。温泉だけで1,000円超えとるやんけ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/40/353c4bdea50176edf9a9d66876c38640.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/82/e16dcb337ccf29264b6614addb01a8ab.jpg)
仏生山温泉では、まち全体を宿泊施設に見立てた「まちぐるみ旅館」という取り組みもやっていて、ちょうどチェックインに訪れる人も見かけました
僕も泊まりたかったけど、夏休みとあって満室で残念!また訪れることになりそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/bd/c85101c2dfe1ce16cd1893665e32ae4b.jpg)
200円の古本は、仏生山駅のホームでも売っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/3a/cec60373021e5b35728693eb1bad39cc.jpg)
向かい側のホームには、ことでん100周年記念電車の「ことでんひやく号」が入ってきました。
ことちゃんと ことみちゃんがラッピングされた、見ているだけでも楽しくなる電車です。週末には座席の1つ~2つを、ことちゃん&ことみちゃんが占拠します(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/62/b06e5d561d312c22d3e8d23f5a74bee1.jpg)
ラッシュに備え、4両に増結。高松では、ボリュームある通勤輸送が健在です。
連結後は、ドアを何度も開け閉め。前後に2往復させてブレーキのチェックと、念入りな点検が行われていました。こんなに念入りな連結作業は見たことがなく、ことでんの安全第一の姿勢を感じたのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/2f/cdd63c3f2330cf2591b6cb07669306bf.jpg)
8月17日(木曜日)、久留米駅8時16分発の「つばめ」で出発。盆明けとはいえ、まだまだ休みの人も多いようで、家族連れの姿も目立ちました。
全体的には空いていて、通勤客の動きは鈍いようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/ea/bdb81763c02ef739f7c3ebc8752fb11f.jpg)
博多駅で「こだま736号」岡山行きに乗り換え。3時間半かけて、各駅に停車しながら岡山を目指します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/e7/4f6c93ffd41f3f62e322b87059d3db14.jpg)
今回使ったきっぷは、広島の日本旅行のフリーツアー「バリ得こだま」。九州からでも通販で購入可能、ネットで申し込んでから24時間も経たずに発送されてきたので驚きました。
値段は7,600円。ネット割の10,970円よりだいぶ安いものの、同じプランの大阪行きより400円高いのは、どこか納得できないところがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ad/b3fb58c0af0614b5c5f5c9baa018b29d.jpg)
往復で合計800円分付いてきたクーポンを活用し、ブランチ代わりの駅弁を買って700系「レールスター」に乗り込みます。
4列ゆったりシートの「レールスター」も、2000年のデビューから20年近く経過し、だいぶ年季が…。僕の指定された席は不快な臭いが漂っていて、とても3時間半は耐えられそうもなく、自由席に移動しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/57/ed81c4d7a6b73ef243f98d164d427a7c.jpg)
「ひかり」を追われ、ほぼ「こだま」専業となったレールスター。目玉だった個室は閉鎖され、「業務用室」になっているのは残念です。
こだまの割引きっぷは子ども用が安く、ファミリーの利用にはうってつけだと思うんですが。防犯上の問題があるのなら、扉だけ撤去して「セミコンパートメント」にする方法もあるのでは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/38/2112c66ad96120d9536fa19a1e32f3e0.jpg)
電話室も多くが「業務用室」に。車販準備室ももちろん使われておらず、自販機も全台撤去済みです。
サイレンスカーも廃止。情報端末「旅指南」も撤去済み。「ひかりレールスター」全盛期を知る者としては、悲しくなってしまう旅路でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/bc/98e2b605a700b802c1d6b325fcb52cfd.jpg)
「こだま」の旅の魅力は、まさの鈍行列車のそれと同じ。焦らず急がず、何本もの「のぞみ」「さくら」に道を譲ります。
利用者も心得たもの。ホームの自販機で買い物したり、喫煙所で一服したりと、有効に時間を使う人が多く見られました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/33/bd6b51918a06fb394f0592ed8d2a9091.jpg)
厚狭駅で時間があったので、改札階に降りてみたものの、売店などはなし。改札を出ることはできないので、買い物を楽しめるのは そこそこ大きな駅に限られます。
ただ大きな駅だからといって停車時間が長いとは限らないので、ご注意を。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/66/5ff02d102e0d691ef99e05b418347e35.jpg)
「のぞみ」も停車する、活気ある中核市・福山では・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/dd/e2c0ebc08e6c58ce29d1a1b40793839d.jpg)
ホームから城の鑑賞を楽しめました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/c5/24a68c00dbe5057998f8c2008fa8c0b6.jpg)
図書館で借りた本を大量に持ち込み、空調の効いた車内でゆったり過ごせば、走る読書室。岡山までの3時間半は、退屈せずに過ぎていきました。
岡山で、高松行き快速「マリンライナー」に乗り継ぎ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/51/02b7ba1243046b6f01cbb302bd877e2f.jpg)
たまには贅沢というわけで、2階建てグリーン車を奮発してみました。とはいえ追加料金は980円。「ちょっと贅沢」の範疇です。
天井にまで回り込んだ窓からは、いつもよりちょっと「上から目線」の車窓を楽しめました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/a8/00298b9ffff5b9d41d93152e9b2e5a14.jpg)
瀬戸大橋では、10分間の海上散歩。青い空と、海と、島々。夏らしい風景が広がります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/3f/19430854c47ecb6a74aeaf63f5ec3025.jpg)
先頭には、グリーン車の「展望席」もあります。先客があり今回はかないませんでしたが、一度乗ってみたい特等席です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/ec/57ef431758afb34ffad1b2370b5c21e9.jpg)
13時20分。博多から5時間で、ようやく高松にたどり着きました。
ホームでは、新型特急電車8600系と初対面。四国の特急列車の、質素なイメージを覆してくれるデザインです。これも乗ってみたかった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/79/85c7e5671b7646da78c487feebe8b1e7.jpg)
JR高松駅から、徒歩3分のことでん・高松築港駅へ。さっそくバス停の「ことちゃん」がお出迎えです。夫婦でカメラをパシャパシャ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ff/4990e811989ef93830dd6bcbe3a22ef8.jpg)
窓口で「ことでんおんせん乗車入浴券」1,000円を購入。うちわの形の切符…というか、うちわそのものが切符になっています。
電車と仏生山温泉の入浴(タオル付)は、これ1枚でOK。電車も仏生山までの往復だけではなく、仏生山駅から320円の区間内が1日乗り放題です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/76/c529197c4c331484f22ed1398a431828.jpg)
自動改札はICカード「Iruca」専用なので、有人改札のラッチをくぐって入場です。普通の切符も磁気カードではなく、有人改札で入鋏してもらいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/99/77352950f0b3a3a836b56ac5a5fab896.jpg)
琴平線の、黄色い電車が到着。元京急の電車で、関東の人には懐かしい存在では。
築港発時点ではガラガラだった電車も、繁華街の片原町、瓦町ですっかり満員に。後は降りる一方で、街への気軽な足になっているのが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/17/f6f441a7bff1861a6df8e6cf296e9043.jpg)
築港から17分で、仏生山へ。ことでんの車両工場のある駅で、志度線以外の電車が集います。最近、全国メディアでもしばしば露出のある工場でもあります。
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乗降客の多い仏生山駅。駅前の電車は保存車に見えるけど、裏の線路は工場につながっていて、現役の電車であることが分かります。
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反対側から見ると、こんな感じ。路地裏に突然電車が飛び出してきたような、面白い風景です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/60/bad41d3b83ce12cadb7f0db45d5cd133.jpg)
駅前は、昔ながらの商店街といった風情。都会の私鉄沿線ならありふれた物かもしれないけど、地方の街では珍しい風景かもしれません。
昔はもっと賑わったのかなとも思える一方、最近できたようなカフェもあって、住みよさそうな街に見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/1b/ed9ef7fe8108a67a8d3470abe0932846.jpg)
目指す雑貨屋「TOYTOYTOY」も、まさにそんな店の一つでした。古い家を改装、中庭のウッドデッキでつないでいます。
通りに面した側がギャラリー、奥が雑貨屋です。いつもはオーナーさんの友人の展示が主だそうですが、今回は特別にことでんが協賛し、展覧会をやっているのだとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/f7/abd0b833febb0039c4290a2da110a59c.jpg)
ことでん公式の展覧会の割には、なかなかシュールな内容です。天井からぶら下がっているのは、ことちゃんの抜け殻(笑)。自立しているのは、パーカーです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/d9/8187f24569e6cfbe783b40bc87161d50.jpg)
ことちゃんの化石(爆)。石と化しても、ちゃんと うどん食ってます。
ツイッターやLINEスタンプでも、相当ぶっ飛んでいることちゃんだけに、許容範囲はだいぶ広いのだなと感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/10/0574c9be72c65094af13e7700964d58f.jpg)
中庭には、防災グッズとしても有効な「ことめっと」の実物もありました。
思ったより小さな展覧会でしたが、見学者は絶えず、大人気。LINEスタンプのバッチのガチャは早々に売り切れてしまったとかで、遠方のファンとしては、通販での再販を切望します!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/3e/be9ba12cd9d66989466724d04fe74351.jpg)
さらに歩き、駅から徒歩10分の温泉「仏生山温泉」まで来ました。
一見して温泉と思えない建物は、みかんぐみ出身の建築家・岡 昇平さんの作品。父の堀った温泉の経営を自身でも行う、生い立ちもユニークな温泉です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/b9/8893fa22281aeaf80303cee32148f24b.jpg)
館内も温泉ばなれした雰囲気。でも、たたみでゴロゴロというくつろぎ方が、一番良く似合う空間でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/e9/83b83289eb656324b7d7e4f66638fa33.jpg)
一冊200円の古書販売。カウンター?を支えているのは、よく見たら白く塗ったカラーコーンです。買った本は浴室に持ち込みOKで、ぬるめの露天風呂でゆっくり読書する人も見られました。
掛け流しの温泉もほどよいヌルヌル感で、いい湯でした。中庭を脱衣所、内湯、露天風呂が囲む構成もユニーク。ゆったりする人が多くて、なかなか露天風呂が空かないのも、人気の証でしょう。西鉄沿線にも、こんな温泉があればなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/00/13dc717ffddde8e97b0ba84b8f6c9896.jpg)
カフェで、今回の旅1杯目のさぬきうどんを、ぞぞー。ダシが効いてて、うまかった!
ちなみに仏生山温泉は、入浴料が600円、タオルは150円、うちわも売り物で300円。温泉だけで1,000円超えとるやんけ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/40/353c4bdea50176edf9a9d66876c38640.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/82/e16dcb337ccf29264b6614addb01a8ab.jpg)
仏生山温泉では、まち全体を宿泊施設に見立てた「まちぐるみ旅館」という取り組みもやっていて、ちょうどチェックインに訪れる人も見かけました
僕も泊まりたかったけど、夏休みとあって満室で残念!また訪れることになりそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/bd/c85101c2dfe1ce16cd1893665e32ae4b.jpg)
200円の古本は、仏生山駅のホームでも売っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/3a/cec60373021e5b35728693eb1bad39cc.jpg)
向かい側のホームには、ことでん100周年記念電車の「ことでんひやく号」が入ってきました。
ことちゃんと ことみちゃんがラッピングされた、見ているだけでも楽しくなる電車です。週末には座席の1つ~2つを、ことちゃん&ことみちゃんが占拠します(笑)。
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ラッシュに備え、4両に増結。高松では、ボリュームある通勤輸送が健在です。
連結後は、ドアを何度も開け閉め。前後に2往復させてブレーキのチェックと、念入りな点検が行われていました。こんなに念入りな連結作業は見たことがなく、ことでんの安全第一の姿勢を感じたのでした。