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ことでん仏生山周辺の乗り放題を生かし、帰路は瓦町駅で下車しました。駅ビルを擁し、何台もの自動改札が並ぶ改札口は、地方私鉄の駅離れしています。
コトデン瓦町ビルは1997年に「そごう」としてオープンするも、そごう本体の破綻のあおりで、コトデン(当時。現在は「ことでん」と表記)そのものの経営を揺るがす存在に。2001年には天満屋として再スタートを切るも、2014年に撤退しています。
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2015年10月には直営の複合ビル「瓦町FLAG」として再出発。昨年1月の訪問時は夜で閉店後だったため、今回初訪問です。
ファッション関係の専門店や、1フロアまるごとのジュンク堂、アカチャンホンポなど、充実したテナントが揃ってます。車なしでも寄り付きやすい、駅ビルならではのラインナップ。それにしては、お客さんの入りが今一つのような…?
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8階は高松市の行政サービスのフロア「IKODE瓦町」。窓口は平日20時まで、土休日も18時30分まで開いており、これは便利!
市民活動センターや図書館のサテライトもあり、街中、それも駅ナカにあると便利な施設ばかりです。
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9階のレストランフロア、いい感じの店で埋まっているのに、ガラン…平日夕方で食事には早い時間だけど、お茶する人も何人かしか見えません。
先行きが大丈夫か不安になるFLAGだけど、まだまだテナントを誘致している段階だとか。比較的賑わっていた地下のスーパーも、この6月にできたばかりで、活気が出てくることを祈っています。
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屋上では、ビアガーデンを開催中。9階のイタリアンレストランの運営とあって、メニューはシャレた感じです。夕方6時、会社帰りのサラリーマンがぼちぼち集まってきていました。
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芝生の広場では、地べたで思い思いにくつろぐ若者たちの姿がありました。若者が集まる「拠点」は、地方都市にとって強みの一つ。瓦町ビル3度目の船出、ぜひ成功してほしいです。
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ことでんに乗り一駅、こちらもアーケード街に直結した駅・片原町駅で下車しました。
瓦町とはうって変わって、下町情緒のある駅。併設のスーパーは、瓦町駅のスーパーと同じくらいの買い物客でごった返していました。ホームにある、昔ながらの長い木製ベンチも、通勤客で埋まっています。
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片原町のアーケードでは、電車が堂々と横切って行きます。
広い道幅、自転車の乗車や駐車もOK、街路樹あり。15年前の大学生時代、初めて見た時にはアーケード商店街の概念を覆され、衝撃を受けたことを思い出します。
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駅から徒歩10分弱のビジネスホテル「東宝イン」に投宿。じゃらんからの予約で、6,450円でした。
お安めの割に、浴室の置いてあったシャンプーが「TSUBAKI」だったのは、それだけで好感です。
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旅装を解く間もなく、すぐさま再出発。宿最寄りのバス停「ホテルオークラ高松」(!)から、県立病院方面のことでんバスに乗車し、卸センター前で下車しました。30分~1時間毎の運行なので、時刻表の事前チェックは必須です。
目的地はここ、宮脇書店の総本店。全国最大の店舗数を誇る書店チェーンの、総本山です。外観は本棚のようでユニーク。
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しかし立地はバス停の名前が示す通り、およそ書店とは無縁の港湾地区です。外観も、書店というより物流センターのよう。逆に卸の中心地だからこそ膨大な本の数が揃う、メガ書店と言っていいでしょう。
店内撮影禁止なので載せられませんが、本の数、すごいです。圧倒的です。ことちゃんが「本の海」と例えたのも納得です。本好きなら1日といわず、1週間は楽しめるんじゃないでしょうか。
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建物の背後には、観覧車まで。土日のみ、17時まで限定で回っているんだそうです。
ただ土日は、バスが手前の県立病院で折り返しになってしまいます・・・。
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日が暮れれば、ご覧の通り。宮脇書店以外、ほとんど明かりのない港湾地区なので、日没後に女性がひとりバスで訪れるのは、避けた方がよさそうです。
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帰りのバスは、高松駅まで乗り通しました。夜の高松駅前、いい雰囲気です。
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駅から歩いて5分の、アイリッシュパブ・ザ・クラックを訪ねました。ことでん高松築港駅のホームにある、本邦唯一(?)のホーム上パブの本店です。
昨年1月、たまたまホーム店に出ていたオーナーとのお話が面白く、寒さも忘れ2時間近く長居してしまいました。いつか、本店を訪ねてみたいと思っていたのです。
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「パブ」の語源は、「パブリックハウス」。酒好きの大人だけでなく、お酒の飲めない人や、子どもにも開かれた本来のパブでありたいというのが、オーナーの願いです。
平日の夜とあって子どもの姿はなかったけど、ノンアルでゆったりと過ごすグループ客も楽しそうでした。
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1人2,500円の「ビアクルーズ」なら、2人でも席を予約できます。まず予約と思っていたので、ビアクルーズが何たるやは知らないままでした。
正体は、5種類のビールと、最高に合うおつまみをセットにした、究極の飲み比べセット。左から順に楽しんでいきます。店の看板・ギネスもうまかったけど、香川産うどん小麦使用の「スペシャルエール」、スコットランドの「パンクIPA」がメチャうまでした。
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もちろんこれだけで終われるはずもなく、瀬戸内の海の幸で作った「高松BAYのフィッシュ&チップス」の揚げたてを堪能。組み合わせは、伊勢角屋麦酒。
築港駅では売っている「ことちゃんIPA」のオリジナルでもある、「ザ・クラック エブリデイIPA」も味わい、満足、満足。次回は、ことでんの車内でパブ気分の「アイリッシュ・パブトレイン」にも乗ってみたいです。
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すっかり飲んでしまい、築港駅に着いた頃には、ビアパブステーションの営業が終わっていました。あぶないあぶない、下手に営業していたら、おかわりしてしまうところでした。
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酔い覚ましに歩こうと、瓦町駅まで出てきました。
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高松市街地の特徴でもある、縦横無尽に伸びるアーケード街を散策。瓦町駅前付近は静かになってきていたけど、再開発マンションがそびえる丸亀町アーケードあたりは、まだまだ人通りがありました。
高い天井が吹き抜ける、G街区「丸亀町グリーン」と呼ばれるエリア。デザイン性にすぐれるだけでなく、周辺のテナントも大手・一流が揃っていて、商業地としても一級であることが分かります。
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A街区の近未来的なアーケードの中にある、百十四銀行高松支店。新旧のデザインが共存している様は、ヨーロッパの街並みのようです。
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写真には収まり切れないほど大きな、ドーム広場。ここまで来ると片原町駅の方が近く、乗降客が多いのも頷けます。
15年前に魅了されたアーケード街は、地方都市の冬の時代にあってなお、進化を続けているようでした。