Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

年末年始、東北へ【13】青い森鉄道の存在感

2012年02月14日 | ■旅と鉄道
 青い森鉄道は、岩手県との県境・目時から青森を結ぶ鉄道会社。東北新幹線開業に伴い在来線特急がなくなることから収益悪化が予想され、経営分離されたJR東北本線を引き継いだ第三セクター鉄道です。
 新幹線の八戸開業の段階では目時~八戸間のわずかな区間でしたが、昨年の新青森開業に伴い、三セク鉄道では最長の121.9kmを誇る路線になりました。

 鉄道のプロであるJRが手放すくらいですから、経営環境が厳しくないはずはなく、年間十数億円の赤字が見込まれています。JRの幹線クラスのインフラが重荷になっている様子も見られますが、長距離快速電車あり、学割や途中下車制度ありと、JRや大手私鉄並みの独特の存在感を放つ鉄道会社です。


 八戸駅で並ぶ、青い森鉄道の列車。オリジナルキャラクター「モーリー」が愛嬌を振りまきます。


 三沢駅の時刻表。1時間半列車が開く時間帯もあり、区間によってはローカル線に近い実態があります。


 在来線特急が走っていた頃を彷彿させる、長いホーム。発着するのは、2両編成の電車ばかりです。


 複線電化の立派な線路は、JRと寸分違わぬ規格。スピードも早く、地方ローカル私鉄という枠には収まりきれない鉄道です。


 野辺地駅。帰省ラッシュの時期とあって、多くの乗客で賑わいます。


 野辺地駅は、本線が青い森鉄道、分岐する大湊線はJR。世界最大の鉄道会社・JR東日本も、この駅では脇役です。


 JR時代と変わらず、八戸・青森から大湊線への直通列車も走ります。


 浅虫温泉駅。ステンレスの都会的な電車も、雪まみれになると力強い顔立ちになります。


 青森駅。青い森鉄道も、しっかりとテリトリーを確保しています。


 駅舎にも、大きく「青い森鉄道」の文字。
 経営的には厳しそうな鉄道ですが、新幹線とは別の存在感を示し続けてほしいものです。

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