Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

九州新幹線1周年イベント&テコ入れ策発表

2012年02月22日 |  □九州新幹線全線開業

 九州新幹線も、間もなく全線開業1周年。1周年記念イベントは開業日の3月12日(月)ではなく、週末の3月17日(土)から20日(祝)にかけて準備されています。
 3月17日のダイヤ改定に合わせた、あるいは1周年を迎えて初めての週末に合わせての日程と思われますが、震災から1年という節目を外すというのも、一方の理由かもしれません。

 各駅では、出発式や記念イベントが目白押し。1年前に予定されていたものの、震災の影響でほとんどが中止になった開業記念イベントを彷彿させます。激安フリーきっぷの発売やスタンプラリーも企画されているようで、今から楽しみ。詳しくは、JR九州の特設サイトに掲載されています。

 一方で、当初の想定値こそ越えつつあるものの、好調とまでは言えない新規開業区間のテコ入れ策もリリースされました。


【1】 定期券にプラスして使える「新幹線特急料金回数券」発売

 ちょっと寝坊してしまった、飲み会帰りに早く家に着きたい、疲れたから座って帰りたい…通勤でも、ついつい使ってしまいたくなる新幹線ですが、そんな気持ちを後押しするかのような回数券が発売されます。その名も「定期券専用新幹線特急料金回数券」。

 新幹線に平行する区間の在来線定期券に、プラスして使える回数券です。博多~新鳥栖・久留米間は4枚で2,400円。1枚あたり600円という値段は在来線の特急券と同じ値段で、在来線時代に「ときどき特急」を使っていた人には、抵抗なく受け入れられる値段だと思います。
 また大牟田までの定期券に、新大牟田までの回数券を組み合わせられるという、柔軟な対応も。一度回数券を買ってしまえば、その後は「ついつい新幹線」という流れにもなりそうで、新幹線定期の利用拡大にも貢献するかもしれません。


【2】 近距離の「2枚きっぷ」、吉塚~博多間延長

 在来線時代の「2/4枚きっぷ」は、博多発着の近距離区間のものを中心に、吉塚駅まで使えるものが多くありました。吉塚駅は県庁や県警、九大病院があり、ニーズの高い駅。朝の特急にも吉塚駅を終着とするものもあるほどです。
 ところが近距離の新幹線回数券は、博多駅までの有効に。吉塚に行こうと思えば、プラス320円の往復運賃をプラスせねばなりませんでした。かくいう僕も出張で吉塚に行く機会が多く、久留米から博多までは「日帰り2枚きっぷ」2,400円という値段に納得しつつ、吉塚までプラス320円となると、利用を躊躇させるに充分な「壁」でした。

 4月1日からは、新大牟田までの「2枚きっぷ」「日帰り2枚きっぷ」の有効区間が吉塚へ延長。値段は、これまでの据え置きになります。これからは、出張旅費にちょっとプラスで手出しして新幹線…という機会が増えそうです。


 この他にも「ビックリつばめ2枚きっぷ」の継続販売や、光の森までの2枚きっぷ発売など、熊本以北でのテコ入れが続きます。きめ細やかな大盤振る舞い…在来線で見せてきたJR九州「らしい」戦略が、新幹線でも花開いてきました。

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