Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

年末年始、東北へ【16】快走!るーぷる仙台

2012年02月21日 | ■旅と鉄道
 全国の観光都市には、観光バスならぬ「観光地周遊バス」が各地で走っています。主要な観光地を結ぶ路線バスで、マイペースかつ効率的に観光地を回りたい旅人には、強い味方!


 仙台でも「るーぷる仙台」という名前で、かわいいレトロバスが走っています。震災で一時運休に追い込まれましたが、現在は一部区間で迂回しながらも、ほぼ震災前のルートで走っています。
 1月4日、「はやぶさ」で仙台に到着してから3時間半は市内見物に充てる時間があったので、1日乗車券を買って乗り込んでみました。


 車内もレトロ調。小型バスのため細い道でも走ることができて、一般の路線バスは入らないような路地や学生街を眺められる楽しみがあります。反面、混雑にはちょっと弱いところも…


 まずは仙台城跡で下車。伊達魂!の力強い文字が出迎えます。


 城跡からは、100万都市・仙台を一望。


 こちらも力強い眼差しが、仙台の街を見守ります。


 ただ仙台城跡も震災とは無関係ではなく、しかも観光地の復旧は後回しになっているのか、痛々しい傷跡が残る場所が随所で見られました。


 東屋も立ち入り禁止に。


 落下したままの銅像。けが人は出なかったのでしょうか。


 30分後のバスに乗り、次に降りたのは青葉山植物園ゲート前バス停。バス停の名前になっている植物園は休園のようですが、東北大学キャンパスを見たくて降りてみました。
 キャンパス内には公道が走り、路線バスも多くが行き交います。街区と一体化している感じで、なかなか珍しい形態では?並木道が、こじゃれた“街並み”を作ります。


 さすがは東北随一の大学だけあり、建物もいいセンスしています。


 学食も、まるで大きなカフェのよう。ただ漂ってくる匂いは、お馴染みの「大学生協」でした(笑)。


 東北大学も地震で被害を受けており、全壊の判定を受けた建物もいくつかあるようです。


 この建物は欄干が落下したままの状態で、復旧工事には着手されていないようです。大学が元の状態へ戻るには、あと数年の歳月を要すると言われています。


 3度目の「るーぷる」に乗車。ハンドルを握る青柳運転士は、車内放送のテープ以上に的確な観光案内(+注意喚起)で、車内を和ませます。
 「ご覧いただける広瀬川の河原は、夏場はバーベキューを楽しむ市民で賑わいます。石が黒いのは、その跡です」
 なんて、観光客にはどうでもいいことのようだけど、見知らぬ街をぐっと身近にしてくれる情報です。
 今回は飛行機の時間もあり、2つのバス停にしか降りられなかったけど、次回はもっとゆっくり「降りて」みたいものだと思いました。

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